世界的な人気を誇るFPS『Call of Duty』(CoD)シリーズの一つ。正式には『Call of Duty: Modern Warfare 2』。現代戦を舞台とした『Call of Duty 4: Modern Warfare』(CoD4:MW)の続編である。販売はActivision、製作はInfinity Ward。
概要
ストーリーはCoD4:MWの直接の続編であり、前作の登場人物や人間関係を知らないと完全には理解出来ないかもしれない。もっとも、ゲーム中にすべきことは全て同行する仲間が教えてくれるので迷ったり進めなくなる心配はない。
これまでのCoDシリーズと同じく、前作までの反省からゲーム部分には様々な修正が施されており快適なプレイが可能。特にチェックポイント更新によるハマリが起こりにくくなった(周囲が安全な状況でプレイヤーの体力が高くないと更新されなくなった)ため、高難易度の攻略で理不尽な仕打ちを受ける事は激減した。
キャンペーンモード以外にも、特殊なミッションをクリアしていくSpecial Ops、オンライン対戦など非常にボリュームのある作品であり、全ての実績のコンプには数百時間単位のチャレンジが必要とされると思われる。
アメリカ発祥のいわゆる洋ゲーだが、スクエア・エニックスから完全日本語ローカライズ版が発売されている。基本的に日本のユーザーはこのスクエニ版を購入すると思われるが、数多の酷い誤訳がファンの間で物議をかもしている事に言及しておく。英語に自信があるか翻訳サイトを参照する手間を惜しまないのであれば、あえて北米版を購入するのもアリだろう。ちなみに、日本語版に英語音声が収録されていないのは「現地の人にCoDを身近なゲームとして感じてもらいたいから現地の言葉で発売してくれ」というACTIVISION側の要請があったからであり、スクエニのせいではない。
また、とあるミッションで逃げ惑うロシアの民間人を一方的に虐殺する場面が問題視され、ロシアではリコールを受けた作品でもある。
日本版では問題のミッションをそのまま実装するのは憚られたのか民間人を撃つとゲームオーバーになるよう修正が入っているものの、直前に「殺せ、ロシア人だ」という誤訳がでるため多くのプレイヤーをゲームオーバーに追い込んだ。(ちなみにこの語訳は本来は「ロシア語はしゃべるな」という意味である。虐殺をアメリカ人の仕業に見せるため)
ちなみに、このミッションに関して本家北米版でもゲーム起動時に「ゲーム中に犯罪を描写するミッションがありますがこのミッションをスキップしますか?(スキップしても実績のコンプなどには影響しません)」という警告メッセージが出るようになっている。また、このミッション中のみポーズから「ミッションスキップ」を選ぶ事が可能であり、選ぶとクリアしたことになる。
他にもオンライン対戦での「弾薬無限バグ」などネタに事欠かないが、そうしたバグも含めて盛り上がっているあたりにこのゲームの人気の高さが窺える。
登場人物
Gary "Roach" Sanderson(ゲーリー"ローチ"サンダーソン) - プレイヤーキャラクターの1人。Task Force 141の新メンバー。ソープの率いる隊に属する。グラフィックはないのでどのような容姿なのかは不明。
Captain "Soap" MacTavish(キャプテン"ソープ"マクタヴィッシュ) - 前作の主人公。今作でもプレイヤーキャラクターの1人。今作では大尉に昇進している。ナイスモヒカン。
Ghost(ゴースト) - ソープの隊に属する、頼れる兄貴。隊の副官的存在で、前作のGaz的な位置にいる。声優もGazと一緒なので、実はGazなのでは?という噂がたった。常にバラクラバを被っているので、素顔は不明。本名はSimon Riley。
John Price(ジョン・プライス) - 前作ラストで死亡したかと思われたが、今作中盤で華麗に復活。復活シーンのソープとのやりとりは涙無しには語れない。お髭に帽子がトレードマーク。
Joseph Allen(ジョセフ・アレン) - プレイヤーキャラクターの1人。アメリカ陸軍所属、階級は上等兵。民間人虐殺面のプレイヤーキャラクターはこの人。
James Ramirez(ジェイムズ・ラミレズ) - プレイヤーキャラクターの1人。アメリカ陸軍所属、階級は二等兵。