曖昧さ回避
- 罪を犯した人(罪人)。表記は「咎人」もしくは「科人」、読みは「とがにん」とも。
- 転じて、ゲーム『フリーダムウォーズ』に登場する、懲役を科せられた人間たちの総称。
本項では2について記載する。
咎人(フリーダムウォーズ)
牢国都市パノプティコン(PT)の支配下で「懲役100万年」を科せられた人々。
本作の舞台である遠い未来の世界では、枯渇する資源を食いつぶすだけの存在は悪として扱われており、人間の多くは(一部を除いて)生まれた瞬間から懲役を科せられている。言ってしまえば生きているだけで重犯罪扱いなのだ。咎人の頭上には刑期を示すカウンターが表示されるため、序盤では話しかけてもいい相手の指標にもなる。
咎人たちは独房に拘束されるだけでなく、あらゆる行動を「権利」として勝ち取らなければならない。特に最下層である第1情報位階権限(コード)に属する咎人は、歩行や睡眠、果ては発言や夢想にすら制限が定められ、とてつもなく不自由な生活を送ることになる。PTから発行される「ボランティア(外部勢力との戦闘行為)」に貢献することで、恩赦として減刑や幾分かの権利を与えられるため、どんどん戦おう。レッツ貢献!
また、咎人たちの監視役として「アクセサリ」と呼ばれる生体アンドロイドが個々に配給されている。アクセサリの目は監視カメラそのものであり、この世界における監視カメラは129億台を超えている。
主人公
本作におけるプレイヤーの現し身となる咎人。性別・容姿・声をカスタマイズすることができ、権利を獲得すれば服装やカラーリングも自由に変更できるようになる。
オープニングで懲役100万年を付けられた赤ん坊は彼(彼女)の可能性が高い。
本編開始時のムービー内で、敵アブダクターの強烈な攻撃をくらって記憶喪失に陥る。
記憶という財産を勝手に失くしたことで全ての権限を奪われ、懲役100万年から再スタートする「再教育プログラム」を受けることになる。
また、記憶を失った際に、自身の精神内に現れた謎の少女アリエス・Mと出会う。
彼女は以後も主人公が眠りにつくたびにたびたび現れ、謎めいた言葉を漏らしては去ってゆく。
主人公は最下層からの脱出のため貢献活動に勤しみつつ、アリエスの言葉の真意を知るために行動することになる。
同じく咎人のウーヴェとは記憶喪失になる以前から行動を共にしており、彼の発言によると主人公は記憶定着が不完全な人間で、度々記憶を失くしていたことが伺える。再び第一階層送りにされる際には「お前ならすぐに出てこれる」と実力を認めるような発言をしている。
味方咎人
主人公とともにボランティアに参加する咎人たち。
前述のウーヴェをはじめ、ストーリーが進むにつれ様々な咎人たちと知り合い、共に過酷なボランティアを乗り越えていくことになる。多くはモザイク街にたむろしており、ボランティアの際にも快く同行してくれる気のいいやつら。
味方咎人の多くは主人公のPTに所属する人間がほとんどだが、中にはカルロスのようにフェロー関係にある他のPT所属の咎人も存在する。
敵咎人
ボランティアでは、敵対するPTの咎人と交戦することも多い。
とある理由から顔の大半をマスクで隠しており素顔をほとんど確認できない。それ以外のデザインも、カラーリングが違うくらいでほぼ固定スタイル。敵の顔が見えていたり、やたらと個性があると倒しづらくなるからというシステム上の配慮という側面もあるのかもしれない。
ただ、腹立たしいほどに正確なエイミングで狙ってくる上に、一部ボランティアを除き数に任せて次から次へとほぼ無限に湧いてくるため、ある意味アブダクターよりも厄介と評されている。恐らく多くのプレイヤーの戦闘不能原因のトップはこいつらの集中砲火を浴びることだろう。
よりにもよって、被弾するとノックバックにより嵌め殺しにされる火炎放射器を装備している奴まで存在する。どうしてこんな武器持たせた!言え!!