概要
作中に登場する生体アンドロイド。略記は「ACC」。
咎人である主人公たちの監視者であり、苦楽を共にするパートナーでもある。
牢国都市PT(パノプティコン)から、所属する咎人一人に一体配給される「携帯端末」にして「携行兵器」であると同時に、随時咎人の行動を監視・報告する「看守」でもある。
「協働汎用監視者」という呼称もあり、略称として使われる「協汎者」は咎人に付き従う者を指す語としてはなかなか憎い。
アンドロイドであるため、咎人のように荊(イバラ)を生成する事ができず、立体戦闘が出来ないためにプレイヤーは専ら射撃武器を装備させるのが普通である。
動力源には超小型のWill'Oエンジンが使われているので、ある意味でアブダクターとは似て非なる存在である。
主人公のアクセサリ
基本的にPTからプレイヤーへの指示伝達もかねて常に同行・監視している。
ボランティア(戦闘)に従事する咎人の相棒として武器を手に戦い、終了後は任務中に収集した資源の納品を受け付けるPT貢献の窓口となる。咎人の違反行為に対して罰則(刑期加算)を下すことも。
外見は人間とほとんど変わらず、初期はPTから支給されたACC専用の衣装と通信機器を着用している。
女性型と男性型が存在し、主人公同様に容姿の細部までプレイヤーの選択で決められる。
後にアクセサリ改造申請が受理されれば、容姿の再設定の他、衣装や呼称、命令に反応する台詞の一部も編集できるようになる。そのためか、プレイヤーの趣向が顕著に出やすい。
仲間咎人のアクセサリ
当然ながら、仲間である他の咎人たちもそれぞれアクセサリを保有しており、ともにボランティアに参加した際などに見ることが出来る。
そのデザインから咎人によって入れ混み具合が大きく異なることが分かり、ウーヴェやセルジオなど熟練者の咎人は顔にフルフェイスマスクを被せた男性型を同行させるのに対し、シズカはアクセサリに対し思い入れが強く、派手な色合いの衣装を着用させている。
PT上層部のアクセサリ
パノプティコン(PT)上層部直属のアクセサリも存在する。
目を象ったバイザーを着用した均一なデザインのモデルが無数に存在しており、ロウストリートやセルガーデンにて巡視を行っている。文字通りの歩く監視カメラであり、違反を犯した咎人を拘束する権限まで有している。
普段は咎人にとって目の上のたんこぶのような存在だが、安全保障局員であるナタリアの参加するボランティアや、主人公アクセサリの失踪時に配布される臨時アクセサリなどとは共闘することが可能。
敵側のアクセサリ
敵勢力PTの咎人もアクセサリを連れており、こちらは主人である咎人とほぼ同じ衣装を着用し、遠距離からの狙撃・爆撃などを行っている。
貢献Girls
アクセサリで構成されたプロパガンダアイドルグループ。
詳しくは該当記事を参照。
真のヒロインという指摘
本編では常に行動を共にする上に、特に女性型のアクセサリだとオープニングでディオーネに捕獲されたところを主人公が助けるシーンや、とある雑誌では主人公を抱きかかえて敵に銃を向けるイラストが表紙を飾っている。
そして、貢献の果てに「デレる」のだ。
正確には、主人公に対する警戒レベルの低下(模範囚を信用するようなもの)により台詞が変化しているだけなのだが、それまでの淡々とした機械的な言動と比べ、主人の身を案じる感情的な台詞を使用するようになり、長らく行動を共にしているプレイヤーにとってその破壊力は絶大である。
その事から彼女こそが真のヒロインだとの言葉も少なくない。
(メインヒロインのベアトリーチェが、シナリオにて度々主人公を置き去りに目的地へ向かってしまうなど、エラく距離感があることも起因しているのかもしれない)
悩ましい要素
中盤以降から、ボランティア中に戦闘不能になったアクセサリの近くに、ケージが空のアブダクターがいると、アクセサリが略奪されることがある。
当然プレイヤーは救出に必死になるのだが、中盤程度ならまだどうにかなるものの、終盤のボランティアではクリアすることだけでさえ運が絡むボランティアも存在し、中にはケージが非常に狙いにくいアブダクターもいる。
ケージに捕えられた際の救出制限時間もボランティア失敗に直接結びつかないためか3分弱とかなり短めに設定されており(即失敗に直結する市民は5分ほど。それでも短いが)、取り巻きを無視してでもアクセサリを奪ったアブダクターに集中しなければおっつかないが、取り巻きの攻撃が緩むわけもなく却って事故死の危険性が増えてしまう。
咎人もそうだがこのゲームにはレベルや防具という概念が存在せず、加えてアクセサリはブースターで補強することも不可能なため、後半に行くにつれて相対的にHPや防御力が不足してきて戦闘不能になる回数が増えてくる。敵咎人が多数出現する場合は集中砲火でものの数秒で容易く倒れてしまう。
ケージが比較的狙いやすいパラドクサなどならまだいいのだが、やたらドタバタ動き回る上にケージが腹部にあり、おまけに四足歩行で普通に攻撃しても頭部や尻尾、脚や胴体に吸われてしまうコウシンに捕まった際はたまったものではない。
しかしそこは奪還マルチプレイアクション、アクセサリの奪還もボランティアとして申請できるため、早いとこ敵のケージを叩き割って救出しよう。
また、荊を使用できないために戦闘面、支援面、補助面の全てにおいて不自由が生じている。
今日も高台に置かれた資源を眺めながらアクセサリ達は泣いている。
「・・・指示を続行でぎまじぇん・・・。」
なんでワイヤータイプの立体機動装置を装備させなかったのだろうか……。
Pixivでは
前述のとおり、服装から性別にいたるまでプレイヤーが自由に設定できるため、プレイヤーである投稿者自身がデザインした様々なデザインのアクセサリのイラストが存在する。
もしくは、公式のパッケージ等で使用されているデフォルトのモデル(金髪碧眼の女性の姿)のイラストが多い傾向にある。
また、主人公とアクセサリのコンビ・カップリングイラストも多い。
投稿者からは「うちの嫁(旦那)」「うちの子(娘)」「相棒」など、親しみを込めた呼称で紹介されることも。