どんな状況も精神の持ち方次第、つまり「気合」や「根性」でどうとでもなるという考え方。
それを象徴する言葉には「精神一到、何事か成らざらん」(朱子)や「為せば成る、為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」(上杉鷹山)というようなものがある。
実際、本気で事に臨めばそこそこの結果は生じやすく、適当な気分では実力の100%は出にくいのは事実である。
しかし、全力で臨んでも成果が出ないことや、逆に時の運で思っていた以上の結果が出せることもあるため、原因を気合などの精神的要因だけに帰属させるのは誤りとなりやすい。