精神論
せいしんろん
どんな状況も精神の持ち方次第、例えば「気合」や「根性」といったもので乗り越えられるという考え方。
それを象徴する言葉には「精神一到、何事か成らざらん」(朱子)や「為せば成る、為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」(上杉鷹山)というようなものがある。
実際、勇気を振り絞って本気で事に臨めばそこそこの結果は生じやすく、適当な気分では実力の100%は出にくいし、また訓練も成果につながりにくいのは事実である。
試合などで僅かな差を争う極限状態になれば、持ち合わせた精神力しか頼りにできないこともある。
しかし、全力で臨んでも成果が出ないことや、逆に時の運で思っていた以上の結果が出せることもあるし、精神力だけで埋められる差はほとんどない。そのため、原因を気合などの精神的要因だけに帰属させるのは誤りとなりやすい。
特にスポーツ界ではこの弊害が顕著に現れており、精神のみを重視して科学を無視した結果、選手生命を絶たれたり、最悪死亡という痛ましい結果を招いてしまったケースは少なくない。
また、教育の場においても親が「愛情」を重視するあまり、子供に過剰な教育を行ったことで、逆に精神疾患に追い込んだり親子どちらかの命が失われた事件も多い。
確かに、精神の力には計り知れないものがあり、人生の目標や困難に心を奮い立たせて立ち向かう姿勢は尊い。
しかし現実を無視して具体的な対策を立てずに突き進むだけではいつか必ず行き詰まり、巻き添えになった周囲の者たちは疲弊してしまうだろう。実際、日本有数のスポーツ選手たちも、そうした根拠や理論の裏付けがない根性論を嫌っている。
また、精神というものは人の態度に時折表れても、それ自体は目に見えないものである。
花壇に水を注いだり車にガソリンを補充するように簡単に与えられるものではない。
ならば木の棒で相手を殴り付けたり、一生懸命考えた奇抜な名前を与えれば注入できるものなのか?
自己啓発本をたくさん読んだりカタカナ語をたくさん覚えれば大きく、高くなるのか?
そして、本人の意思や状態を無視して一方的に与えるだけのものが果たして本当に美しい心から生まれているものなのか?
精神は時代を問わずあらゆる人が持っている。決して古臭いものではない。
しかし精神そのものに、目に見えるような形はない。
否定することはできないが、かといって全肯定もできないのである……
コメント
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