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飛行場姫の編集履歴

2015-06-06 17:44:49 バージョン

飛行場姫

ひこうじょうき

深海棲艦の上位個体『姫』級の1つ。

『ナンドデモ・・・ミナゾコニ・・・シズンデ・・・イキナサイ・・・・・・』




概要


艦隊これくしょんの2013年秋イベント『決戦!鉄底海峡を抜けて!』の第4海域(通称E-4)「アイアンボトムサウンド」のボス。


種別は航空戦艦なのだが、固定砲台タイプで陸上に鎮座している。その為、こちらの魚雷攻撃が一切命中しない上、夜戦における雷撃値を無効化するという後の陸上棲姫達に共通する特性を持っている。




性能


航空戦艦の割に素の火力が僅か70、その上装備はすべて艦載機と、砲戦においては決して強くはないが(2013年8月のイベント、通称夏イベのラスボスである南方棲戦姫も分類上航空戦艦であるが、そっちは火力特化型で素の火力が160もある)、真の脅威はその圧倒的な艦載機搭載数にある。


「飛行場」姫という名は伊達ではなく、その搭載数はなんと392という味方の空母から見れば文字通り桁違いな数値であり、海域マップの仕様によって夜戦スタートとする戦闘であるが、条件を満たすと昼戦に行くことができ、そして航空戦では艦載機を駆使した攻撃でこちらを翻弄してくる。


更にその特徴を言えば、いざ戦闘に入ると恐らく真っ先に提督諸君が注目するであろうその耐久値は、なんと500というふざけた数値であり(2014年8月現時点では中間棲姫の550にその座を譲っている)、おまけに装甲も140という凄まじいまでの硬さを誇る。


しかも彼女、今まで登場してきた姫タイプの深海棲艦と違い、ダメージ表記も小破→混乱、中破→損害 …と、通常の物と違う。そして狙われる度に少々エロい喘ぎ声を出してくる(例えこっちの攻撃がmissになる時も)。

『ダカラ・・・ムリナノヨ・・・』



弱点


前述の通り、その硬さも相まって、生半可な攻撃ではまともにダメージが通らない。

これだけを見れば耐久において無敵の強さを誇る彼女であるが、実はそれを攻略することを可能とする装備がある。

それは三式弾。

史実・ゲームにおいて、本来は対空用に使用されるのだが、実際の三式弾は中に小径の焼夷弾を多数内包している仕組み上、炸裂して広範囲に激しい燃焼を撒き散らすので、その焼夷効果は戦時中でも認識されていた。


実は、彼女のモチーフとなったのはガダルカナル島のヘンダーソン飛行場であり、史実では1942年10月13日に「金剛」「榛名」が同砲弾を用いて夜間砲撃を行っている。この時、航空機を多数破壊することには成功したが、滑走路はすぐに修復されてしまったため、日本側は2度目の砲撃を行うために「比叡」「霧島」を派遣。かの第三次ソロモン海戦が始まることとなった。




デザイン


その姿はまさに白一色。

深海棲艦特有の白い肌もさることながら、同じくらい白く長い白髪に加え、どこまでが衣服なのか判別するのが難しいボディースーツを着用している。

円らな瞳が特徴で眉毛は見当たらない。


頭の角は誘導灯のようなデザインをしており、また髪の裏から滑走路が飛び出している。

深海棲艦のテーマでもある「歯」は彼女の右側に、頭に88ミリ高射砲らしきものを備えて控えているが、これが戦艦棲姫のように本体から独立しているのかは不明である。



意外と知られていないが、右手は機械の義手の様になっており、滑走路は彼女を囲むような形になっている。公式イラストやピクシブに投稿されている一部のイラストで確認できる。




飛行場姫




このように独特な容姿であるためか、投稿数は2014年2月現在最後に登場した深海棲艦でありながら、深海棲艦の中では空母ヲ級に次いで多く、名前に「鬼」「姫」の付く深海棲艦の中では最も多い。

最近では姉的存在や妹的存在の姫も登場しており、セットで描かれる事も多い。




アニメでは


終盤にかけてラスボス格として登場。

CVはなんと榊原良子女史である。しかし台詞は殆どない。第一話でのナレーションは、飛行場姫によるものだったのだろうか。


飛行場姫の特徴である両脇から延びている滑走路について、アニメでは肩甲骨の辺りへ縮めて格納されており、戦闘時には展開して艦載機を射出する設定となっている。

滑走路を縮めて格納している点は空母娘の一部(いわゆる陰陽師組)と似ているが、破損時にヒビが入ることからわかるとおり、飛行場姫の滑走路は紙や布とは異なる質感の素材で出来ている。


またアニメ版飛行場姫は右腕に装甲がない。


第11話、ミッドウェー海戦がモチーフのはずなのに何故か登場。深海棲艦の棲域へ殴り込んできた赤城達を、隻眼ヲ級を含む深海棲艦の大群で迎え撃った。

ゲーム本編での活躍を想起させる無数の艦載機で当初こそ圧倒したものの、仲間の深海棲艦達は援軍の艦娘達による加勢で押され始め、飛行場姫自身も激戦の最中に滑走路を破損させられて戦闘不能に陥る。

そのまま砲撃を受けて焼死したかと思いきや…


砲撃の火の海に巻かれた際は、奇妙な踊りを踊りながら「沈むぅー!」と悲鳴を挙げていた。しかしそもそも岩礁に居を構えた陸上基地型なので爆死したり焼死したりする事はあっても沈む事はないはずなのだが、こう見えてアレなのかもしれない。 />

余談ながら、2015年の春イベントにて特定モチーフがある陸上基地型でも縄張りが異なる同型の別人が存在する可能性が示唆されており、アニメの飛行場姫とゲームの飛行場姫は縄張りにした海域も異なっている事から同型の別人である可能性が高い。




魔の海域「アイアンボトムサウンド」


ただし、このE-4最大の問題は、マップ全域が夜戦主体であるという事。その為、こちらの空母は一切役に立たず、必然的に砲撃主体の艦で挑む事になる。

しかしその道中は非常に険しく、装甲空母姫・戦艦タ級Flagshipクラスの敵が行く手を阻む。しかも夜戦ということもあり、敵のカットイン攻撃により一発大破なんて事はこのマップでは当たり前のように起こる。鍛えに鍛え上げた艦隊が初戦でいきなりflagshipの重巡リ級や駆逐ロ級、ハ級のカットイン攻撃の直撃を受けて大破し、撤退を余儀なくさせられた提督も多いだろう。

あまりに厳しい道のりゆえに、カットイン時の効果音がトラウマとなった提督まで・・・\シャッ/\シャッ/\シャッ/


羅針盤も当然健在で、ボス前で門前払いを食らってなかなかボスにたどり着けない。


更にゲージを削り切ったはいいものの、一向にボスに止めを刺せないことも。

通常ならば「昼戦の砲撃で雑魚を散らし、高い火力の夜戦攻撃でボスを集中的に叩く」と言う流れを取れるのだが、夜戦スタートとなるE-4ではこれが逆になってしまい、夜戦火力を雑魚をオーバーキルするために使ってしまい、ボスを倒せなくなる事態が多発。

そもそも、「敵の随伴艦のうち特定の艦が夜戦終了時に中破までで生き残っている事」という完全に運次第の条件を満たさないと昼戦自体が発生しないため、支援艦隊を使う事も難しい(使う事はできるが、低くない確率で燃料弾薬の無駄に終わる)。


極めつけにこの海域はボスの戦力ゲージが時間経過で回復してしまうので、間を空けずに連続で出撃する事が求められる。(時間回復自体はE-3からあったが、E-3は回復スピードも海域の難度そのものもそこまでではなかったため、E-4に比べて足止めを食らって折れる提督はかなり少なかった)

夜戦主体なので駆逐艦や軽巡洋艦でも十二分に実力を発揮でき、それらの艦主体で臨めば資材消費も抑えられる・・・かと思いきや、ボスの弱点である三式弾は重巡以上でないと装備できず、また史実再現の一環としてルート固定に「金剛型戦艦2隻」を必要としていたため、コストが安いからと言って駆逐・軽巡ばかりで挑むという事もできず、常に一定以上の資材消費を強いられる。

報告では、12時間以上の時間をかけ、各資材を3万以上消費してもクリア出来なかったという提督もいるという。


また、終わりの見えない長時間プレイの末に、リアル疲労による判断ミスで艦娘を轟沈させてしまったり、心を折られて暗黒面に落ちたり、 /> 暗黒面を回避できても英国面ならぬ米国面に落ちる提督も少なくないようで、まさに魔の海域である。


『タクサンノテツ・・・シズム・・・コノウミデ・・・ソウ・・・』


しかも今回のイベントは、この海域が最終面ではなかったりする。


ライトノベル「鶴翼の絆」では2巻で飛行場姫との戦いが描かれているが、ここでも魔の海域ぶりが遺憾なく発揮されており、南方棲戦姫や泊地棲姫と共に名だたる艦娘達を次々と大破に追い込み消耗戦へと追いやっている。




史実「ルンガ飛行場」


飛行場姫のモデルとなっていると思われるヘンダーソン飛行場であるが、もともとは元々は日本海軍設営隊が建設したルンガ飛行場を米軍が占領、拡張したものである。

1942年7月6日にガダルカナル島に上陸した日本海軍設営隊は、急ピッチで飛行場建設を進め、8月5日には第一期工事を完了、16日には戦闘機を派遣する予定であった。

しかし米軍はすでに情報を察知、建設完了の翌々日の8月7日、僅かな守備隊しかいなかったガダルカナル島に10,000名もの海兵隊で上陸作戦を行い、完成したばかりのルンガ飛行場を瞬く間に占領してしまった。

以降、ルンガ飛行場は米軍によって「ヘンダーソン飛行場」と名前を変えられ、かつての味方だった日本軍へ牙を剥くのであった。


ある意味、飛行場姫は深海棲艦化してしまった姿なのかもしれない。


なお、ルンガ飛行場改めヘンダーソン飛行場は、戦後ヘンダーソン国際空港と命名され、2000年台にホニアラ国際空港と改名された。

いまは軍用機の配備もなく、ソロモン諸島を結ぶソロモン航空のハブ空港として利用されている。

つまり、実在し、しかも空の玄関口として存命中の深海棲艦ということである。



国際空港になった飛行場姫ちゃん他







関連タグ


深海棲艦

リコリス・ヘンダーソン(非公式愛称)

北方棲姫(酷似) 陸姫姉妹

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