以下の項目では18禁ゲームに関する記述があるので注意。
ゲーム概要
プレイヤーは主人公の野曽木蓮となり、仲間たちとともに借金二十億円の返済を目指す。
借金の返済方法としてAV出演や売春要素があるが、本作では主に政府から依頼されてくる邪神教団絡みの事件を解決し、その報酬や攻略過程で手に入れた高額換金専用アイテムで返済していくことになる。
やがて彼女らは古き神々に関わる恐るべき陰謀に巻き込まれていく。
ゲームシステム
RPGツクールVXAceを使用して作られたゲームだが、平面のフィールドマップを見下ろしドットのキャラクターを動かす多くのタイプとは異なり、3Dのダンジョン型マップのステージを探索し物語を進行させていくウィザードリィ系のRPGとなっている。
このダンジョンでの戦闘とイベントの進行や物資補給、借金返済などの日常をこなすADVパートとで構成される。
ADVパートではイベントを進めたり各種アイテムの調達、借金返済などを行っていく。
戦闘そのものはターン制の一般的なRPGと変わらないが、攻撃手段として通常(物理)と特殊攻撃(魔術系・物理系)の他に銃器があるのが最大の特色。銃器は物理攻撃だが行動順が早く特に初期の頃は単体火力が通常物理を上回ることもあり、頼もしい存在となっている。
ストーリー
北海道唐舘市で起きた、男女連続失踪事件。
事件は誰にも知られぬまま収束し、大して世間に広まる事なく
すぐに風化し、忘れられていったが…
この事件が、唐舘市の闇で広げられる死闘の前兆だったという事を
知る者は少なかった。
野曽木 蓮。
都市の闇に潜む怪異を狩る、美貌の掃除人(スイーパー)。
ある事件により多額の借金を背負う事になった彼女の元に、
依頼が舞い降りた。
武装した極めて危険なカルト教団───いや、邪神教団と呼称する───の、
破壊活動・テロ行為の阻止と危険文書の回収、それに伴う調査。
報酬は高額だが極めて危険な依頼。
他に選択肢のない蓮は、この依頼を引き受けるのだったが───……
登場キャラクター
野曽木 蓮
フリーランスの怪異スイーパー(掃除人)。本作の主人公。
黒髪にツインテールの美少女で、童顔に似合わないB90 W56 H88のスタイルの持ち主。
あらゆる毒物薬物に対する耐性を持ち、また知識にある毒物をその場で生成することもできる毒操作能力(トキシキネシス)の能力を持つ。
ミステリアスな美少女といった雰囲気を持つが、実際は貧乏くじをよく引く上に、困った人をすぐ助けてしまったり頼まれごとを断りきれない苦労性のお人好し。
ゲームではその特殊能力でオールマイティに活躍するほか、ショットガンをメイン銃器とする。
政次郎
本名不詳の切れ者といった風の美男子。
公安調査庁の非合法局員であり、政府の隠密。ニンジャ。
蓮との付き合いは長いらしく、今回の借金返済のそもそもの切っ掛けでもある。借金返済の主な手段である政府からの依頼は彼を通じて行われており、蓮の生命線。
魔術などの特殊能力は持たないが、物理スキルの豊富さや手榴弾などの兵器、結界符による支援など多彩なワザを持つ。カラテではなくカタナで戦うので注意。
有能な上に非情でもあり蓮には度々突き刺さる一言を与えているが、時々は優しい。
サブマシンガンなどを扱うが、物語が進むと手に入るスナイパーライフルが彼の特徴。
ユーリヤ・ミハイロフスカヤ
唐舘市の唐舘市真教会にいる幸薄そうなシスター。
その正体は法王庁・退魔機関極東支部に所属するエクソシストで、人に仇なす邪神教団の面々にクリティカル攻撃で鉄槌を下していく。
蓮にはエクソシストとしての使命と教会のために協力することになる。
シスターらしく回復などの支援に長ける一方、銃器の取扱いは不得手。しかしアサルトライフルを装備でき、命中率の悪さは数で補うタイプ。
伊達 十三
元陸自のレンジャーであり、傭兵もやってきた。その上に古武術の免許皆伝の腕前を持つという物理の鬼とも言えるナイスガイ。
だが童貞。
邪神教団との戦いで戦力不足を感じた蓮達により、政次郎の紹介で参入してくることになる。過去に邪神教団の一派との戦闘経験もあり、物怖じすることなく彼らに立ち向かう。
だが童貞。
特殊能力は持たないが強力な古武術攻撃に仲間をかばうスキルなど、物理の攻防ならば非常に頼もしい存在。特殊アイテムを使えば物理の効かない邪神にも強力な打撃を食らわせられるのも魅力的。
だが童貞。
銃器はサブマシンガンやアサルトライフルに加え、ライトマシンガン(軽機関銃)も扱える。
余談だが真魚より先にAA(アスキーアート)が作られた。
北神楽 真魚
巨乳が多い本作で貴重なロリ枠。
魔術をコンピュータ上で再現するという魔術エミュレートの開発者の娘。現代の魔女。
紆余曲折あり蓮達に合流し、打倒邪神教団に協力する。
一見すると無口な少女だが普通にしゃべるが、色々あったので感情面がやや薄い。
また色々あって本作では最もハードな性的嗜好を持つ。
小柄な体躯もあって銃器は装備はできるという程度。主に魔術エミュレートを駆使しての大出力魔術で戦うが、TP消費も激しいので強力無比な反面、扱いに難しい。だが攻撃ばかりでなく防御でも優れた魔術を行使できるので、ある意味では魔術版十三とも言える。
蜜柑
サブキャラクター。弥武組組長の妻でありまさに極道の妻。
蓮の非合法な武器弾薬の入手から表には出せない品々の換金などを引き受け、また蓮の背負った借金の肩代わりや借金減らしに尽力した良い人。
……だが借金の返済は容赦なく取り立て、利子の支払いに渋々出演した蓮のAVを見て平然と感想を言ってのける。鬼!悪魔!蜜柑!
仲間にはならない彼女だが、どこかでエロシーンは見られるとの噂。
カズくん
サブキャラクター。弥武組の若頭。蓮を姐さんと呼び、一応は敬っている方だが今回の借金で彼も相当苦労しているらしく扱いがややぞんざいな時もある。
武中
サブキャラクター。武中整体治療院の院長であり、回復アイテムの購入は彼に頼ることになる。
筋骨隆々の厳しい顔つきとは裏腹に、語尾にハートマークをつけるなど茶目っ気のある喋り方をする。戦闘不能の復活もここでできるが、何をやっているかは不明。
ルージュ
サブキャラクター。見た目は美女だが年齢不詳で露出の高い服装をしたオカルトショップの店長。
装備品に使えるパワーストーンや状態異常防止アクセサリなど、魔術面でのアイテムサポートをしてくれる。また消耗品も取り扱っており、セロ=フギンの粉末など重要なアイテムが手に入る。
なお本作女性陣では唯一エロシーンが無い。
大井くん
サブキャラクター。序盤に蓮に救出させるイケメン学生。
主人公体質なのかバット一本でゾンビに応戦したり、蓮と行動を共にするなどスペックは高いがあくまで一般人サイドに留まる。序盤の事件の解決後、平穏な日常を取り戻したはずだが……
結城 夢
サブキャラクター。序盤に蓮に救出される眼鏡の女学生で隠れ巨乳。
蓮に関わることはもう無いと思われていたが……
葉原警部、三渡刑事
サブキャラクター。唐舘市で起こる怪事件の捜査にあたる警察官。
葉原警部は蓮と知り合いであり、彼女を疫病神の如く疎んでいる様子だが、一方でこうした裏の事件に関して一目置いているようでもある。
三渡刑事は初対面であり、序盤の事件をきっかけに邪神教団絡みの一連の事件にいわば表側から関わってくることになる。