概要
赤い服の少女=篠崎サチコは初代から登場している。
初代の「赤い服の少女」は女子校の生徒であり小学生では無い。
BC以降のサチコは小学生となっている。
つまり初代サチコ≠BC版以降のサチコであり、関連性はない。
初代サチコ
生前は大人しく友達のいない少女だったようだ。
そこに付け込んだ男性教師に時間をかけて絆され、ある放課後、彼からのキスと抱擁を受け入れるも、それ以上の行為を拒んだことに激昂した教師の言動から初めから身体目当てだったことに気付く。
周囲に誰もいないことから乱暴を恐れて脅し目的で渡り廊下の手摺りに登るが、運悪く足を滑らせて落下し、転落死してしまう。
しかし、風評被害を恐れた校長の判断で事件を隠蔽され、遺体も校内のとある場所に遺棄されてしまったサチコはそのことに対する憎しみから成仏できずに怨霊と化し、歪んだ世界を作り上げて教師と校長に復讐した上、生きた人間への妬みから無作為に人間を異界に引きずり込んでは殺していた。
怨霊と化した際に、良心が大元のサチコの霊魂から分離してもうひとりの「赤い服の少女」となっており、こちらは憎しみから残酷に犠牲者を殺す怨霊を止めるべく行動している。
ちなみに、怨霊の時のドット絵は非常におどろおどろしい外見だが、終盤のとあるシーンで正気に戻った時のドット絵はかなりの美少女になっており、元々は美少女だったことが伺える。
なお、初代版では名前は設定されておらず、年齢も少なくとも中学生以上となっている。
初代版のコミカライズである『コープスパーティー;娘』では名字が「篠崎」であることが判明しており、また彼女の服装の出所についても描写がある。
BC以降のサチコ
1973年に起こった児童連続誘拐殺人事件の被害者で、唯一生き残った少女。
誘拐された女児の中では唯一、天神小学校の生徒ではなかった。
しかし実はこの時点で既に怨霊となっており(実体が持てるほどの力を持っていた)、
犯人と目された男性教師を操って誘拐させた児童を残酷に殺害した真犯人だった。
生者への妬みや憎しみ、犠牲者が増えることによって力が増した呪詛によって性格が歪んでおり、
犠牲者を弄んだ上で残酷に殺したり、お互いに疑い合わせるなどして絶望させることに快楽を見出している性質の悪い怨霊である。
元を正せばどちらのサチコも大人の欲望やエゴのために理不尽に命を奪われて供養されることもなかった哀れな犠牲者というべきバックボーンを持っているのだが、
基本的に犠牲者は逆恨みと言えるかどうかも怪しい理不尽極まりない理由で殺され、死後も苦しめられる羽目になっていることを鑑みると、非常に性質が悪い邪悪な怨霊と言わざるを得ない。