九伽巳慰理乎とは、東方造翅伽における登場人物である。
(小説版に関する設定はこちらに順次付けたして行くので、こちらでは割愛させて頂きます。)
概要
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九伽巳慰理乎(Kugami Irio)
種族 :イシ(元・天邪鬼)
能力 :始まりを歪めて終わりに変える程度の能力
二つ名 :世界の歪みの元凶
所在 :不明(元・平行世界の幻想郷)
職業 :不明
テーマ曲:未定
造翅伽にて、Sq面ボスを担当する。
酸化した血の色の様な赤黒い色のボロい服を着用している。瞳の色は鈍い黄色だが、前髪で隠れている右目には瞳がない(白目だけ)。髪型は誰かさんに似てなくも無いが、そんなことは気にしてはいけない。
服と同系色の刃物を所持している。
スペルカード
(名前の決まっているもののみ)
終雨「脱獄ブラックレイン」
終環「アンドヴァリナウト」
終休「葉月晦日の嘆き」
同殺「サイレントセレナーデブレイド」
終幻「レメディ魔導書」
黒機「エンドオブジアース」
「ブロークンクライン」
終戦「イリオンホース」
「遺志を殺す意思の刃」(Seclet Spell)
能力
文字通り、始まりを歪めて終わりに変える能力。「終わる事」が始まっているのを歪める事で、物事の終わりすらも(屁理屈と言う名の理論上)終わらせる(=終わる事をなかった事に)事が出来る。これは本来、イシ達を討伐する為の能力である。詳しくはネタバレ事項参照。
バックボーン的な何か
平行世界の幻想郷の謎の種族"イシ"の一人。
どうやら慰无が生んだものではないらしく、彼女は何故か異空間に封印されていたのだが…?
ネタバレ
(この項目には小説・全年齢版共通のネタバレ事項を含んでいます。)
このキャラは、『東方賀宮洞』の伊賀巳うり子(東方枯焔宮のではない)を基にしたイシである。(勿論、平行世界上の存在である枯焔宮の方の彼女は健在である。)
『賀宮洞』を擁する平行世界上の幻想郷にて、うり子はとある『ゲーム』に参加・敗北してしまい、その為に彼女の幻想郷は抹消される事となる。
しかし、造慰无を始めとするイシという種族が現れ、抹消を妨害していた(この時、『賀宮洞』の幻想郷の住人は既に抹消された後である)。
そこで、その管理人たる夜翅御紡錘は、うり子を基にしたイシを生み出す。そのイシこそが慰理乎であった。イシは本来、慰无のみが生み出せるものであるが、御紡錘にはそれだけの能力があったと言う事である。彼女には、元来「始まりに関する能力」を持つイシに対抗すべく、彼女には「始まりを終わりに変えてしまう能力」を付与される。かくして、イシ殺しのイシとして彼女は誕生した。
しかし、(全年齢版、つまり今作に於いて)彼女はその任務に失敗、結果としてイシの集団は、抹消の途中で崩れかけていた結界を破り逃走、捕捉が不可能になる。
御紡錘はこれ以上の抹消は困難とし、事実上の抹消を完了とした。
任務を全う出来なくなった慰理乎は、破壊されない様御紡錘が作っていた為に、異次元上の誰にも干渉されない空間に封印されてしまう。
──何故、御紡錘は(賀宮洞の)うり子を基に慰理乎を作ったのか?
それは彼自身が彼女に与えた罰でもあった。もう一度彼女に世界の抹消を強要させる事で、これを責め苦としたのだ。異次元の存在とは大なり小なり理解し難いものである。
『全年齢版では』と書いたが、果たして小説版の彼女は、任務を達成出来るのだろうか?