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チェレンコフ光

ちぇれんこふこう

物質の内部を荷電粒子がその物質内での光速度より速い速度で移動するとき、その物質を構成する原子が荷電粒子によって励起される。励起された原子が基底状態に戻るときに放出される光子を(光として観測した場合)チェレンコフ光と呼ぶ。

概要

チェレンコフ光(チェレンコフ放射・Čerenkov radiation、Cherenkov radiation)とは、荷電粒子物質中を移動するとき、荷電粒子の速度がその物質中の光速度より速い時にが生じる現象。

正式にはチェレンコフ放射といい、チェレンコフ効果とも言う。

ここで言われるチェレンコフ光とはこの現象によって生じる光のことである。

この現象は1934年にロシア科学者、パーヴェル・チェレンコフによって発見された。

発生原理は後に同じくロシアのイリヤ・フランクとイゴール・タムによってまとめられた。

この3人は1958年のノーベル物理学賞を受賞した。

よく知られるのは原子力施設の燃料が入ったプールの中で観測される蒼い光がそうである。

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