スズカゼ
すずかぜ
概要
白夜王国に仕える忍の家系出身。
礼儀正しく、真面目で落ち着いた性格。忠誠心が高く、主君には命を懸けても尽くす。誰に対しても敬語で話し、モズメのような明らかに年下相手にも「さん」をつける。
双子の兄にサイゾウがおり忍者ながらもファイアーエムブレム恒例の「赤緑」ポジションである。
同じ忍として兄を尊敬しているが、ある薬草を煎じて飲むか、患部にはって使うのどちらがよく効くかで子供じみた口論をしたことがあるという(しかも娘の前で)。
熱血漢でプライドの高い兄と性格は正反対だが、思ったことをストレートに言う部分は共通している。
プロローグで暗夜王国に捕まり捕虜として処刑されそうになるも、カムイによって助命される。
その際カムイという名を聞き、彼(彼女)が白夜王国の王子(王女)である事を悟っている。
なお白夜王国の人間だが、暗夜王国ルートでも仲間になる。但しタイミングはルートによってずれる。
美男子であり、軍の中で一番モテる。町の女性からは外出する度に様々なものをよくおすそ分けされているという。どの女性との支援会話でも終始紳士的な対応をしており、「可愛らしい」「~の方が素敵」などの歯が浮くようなセリフを真顔で平然と言うため、モテるのはうなづけるものである。また、これらのセリフは全てラズワルドやシャーロッテのような打算や下心は全くない天然である。
霊感があり、以前肝試しで女性の霊に気に入られしばらく付きまとわれた事があり、それ以来心霊スポットに行くのが嫌いらしい。
娘は薬商人のミドリコ。
ユニット性能
パラレル先は兄と同じく侍。
主に速さ・魔防が上昇するが、他の能力の上昇はいまいちと言う典型的な忍の成長を見せる。
特に力に関しては限界がすぐに来てしまう為火力が伸び悩むのが欠点。幸いダメージ0でも暗器や手裏剣による能力減少は発揮されるので、サポートを主軸に立ち回るのが吉。
白夜王国ルートでは他にも忍や魔防の高い天馬武者がいるため優先度は低いが、暗夜王国ルートでは貴重な暗器使いにして魔法使い対策ができるユニットであり、更に子供のミドリコが資金の限られた暗夜王国で貴重な金策スキルを習得できるため育成すると役に立つ。
特に、暗夜後半で手に入る射程3武器「巧者の手裏剣」を使えることは大きい。
専用スキルは、後衛時に前衛の味方の幸運の値の確率で味方をロストから守る「絆の守り」。
簡単に言えばスキル「祈り」の効果を前衛に与える効果だが、幸運依存ゆえに頼りっきりにも出来ないのが難点。
小ネタ
担当声優の小野大輔は前作『覚醒』でフレデリク(とパリス)を担当している。
その為なのか中の人繋がりで食堂でマズイ料理を食べた時に「衛生兵」を呼ぶ場面がある。
但し台詞はまだ自然な形になっており、フレデリクほど狼狽する事はなかったりする。
関連項目
ファイアーエムブレムif 白夜王国 暗夜王国 カムイ サイゾウ ミドリコ
※ここからはネタバレとなっています。ネタバレを嫌う方はブラウザバックをお願いします。
実は主人公の名前を知っているのは、幼い頃主人公がさらわれた際に一緒にいたから。
当時シュヴァリエ公国で父と共に同行していたスズカゼは、暗夜軍が気付かれないようにシュヴァリエ公国内に入って行くのを見かけたが、幼い彼はそれが何を意味しているのか理解できなかった。その結果起きたことは、白夜王スメラギの死と主人公の誘拐という最悪の事態であった。
自分が未熟だった為に彼(彼女)を守る事が出来ず、この事が後悔として彼の心に残っていたのである。
その為、白夜王国の忍として仕えながら、リョウマに仕える兄・サイゾウと違い特定の主君を持てずにいたのである。
白夜篇では、その後紆余曲折あって主人公が白夜王国に戻ってきたことにより、彼(彼女)の直属の配下となる事を誓うものの、その直後主人公共々地崩れに巻き込まれ、主人公をヒノカに託し自分はそのまま地崩れに巻き込まれ死亡してしまう。
なんと彼はシリーズでは久々となる強制ロストが行われるキャラクターなのである。
彼を主力に据えていたプレイヤーは驚愕する事になる。
ちなみに強制なのでモードによって生存と言う事はない。
しかし救出する方法はある。
離脱する章までにスズカゼとの支援度をAまで上げておけば、自身の機転により生き残る事ができるのである。
ただでさえ忍者の多い白夜王国ではあるものの、是非生き残らせてその後も活躍させていきたい。
ちなみにこの仕様のため、娘のミドリコが登場する外伝はこの章でスズカゼを生存させないと発生しない。
なお、生存フラグに関しては白夜篇のみに存在する(他ルートでは普通に生き残る)。