『竜は一人の覚者を選び、覚者は竜となる世界』
竜は覚者を選び、覚者はいずれ竜となる世界。
竜となった覚者は力の続く限り、大地の守護者として人を育む。
それを人は、「守界の理」と呼んだ。
世界を守る理を打ち破ったのは、どこからともなく現れた黄金の竜。
白竜は世界を脅かす黄金竜に戦いを挑んだ。
戦いは幾日にもおよび、人々はその様子に固唾をのんだ。
激闘の末、白竜の痛撃が黄金色の竜の胸を貫いた。
白竜の勝利である。
だが、白竜自身もまた、深手を負い、墜ちた。
人々は傷ついた白竜の周囲に集い、祈りを捧げた。
白竜は弱々しい声で、祈りを捧げる人々に告げた。
ーーお前たちを覚者にしてやろう
ーーその代わりに私を守ってくれ
白竜は残された僅かな力を振り絞り、数多の覚者たちを生み出した。
覚者たちはレスタニアの守護者・白竜を守るべく、迫り来る魔物との戦いへと旅立つ。
概要
2015年8月31日にサービス開始したMORPG。
同社作品「ドラゴンズドグマ」と一部設定を共有しているが、世界観そのものが異なっており、ストーリー上のつながりは(サービス開始時点では)見受けられない。
登場人物
覚者
本作では竜に敵対する存在ではなく、竜の守護者という立ち位置にある。
黄金竜との戦いで傷ついた白竜が、自らを守護する存在として多数の人間を覚者として選び、今もなおそれは続いている。
また現在ではそれだけではなく、周辺住民の嘆願を聞き届けて困難を解決したりする、公務員的な存在でもあるようだ。
白竜が座する白竜神殿レーゼには、治安部隊である「白騎団」と並び「覚者隊」が組織されており、時に些細な諍いはあれど、協力関係にある。
前作同様、時の流れから切り離された不老の体であり、長大な寿命を誇るエルフ族以上の長命を持つが、やはり前作同様「不死」ではないようである。
ポーン
前作に引き続き登場する種族にして、主人公の従者となる存在。
ポーン郷において試練を受け、それをこなすことで契約を結ぶことが可能である。
今作では複数人のポーンと契約を結ぶことも可能である。
作中においては、「ポーンを連れ歩かない覚者も多いが、ポーンとの契約を経て初めて一人前の覚者とされる」風潮があることが語られている。
白竜
作中世界、レスタニアを治める竜。
その庇護のもと、人類は文明を発達させていったが、ある日突如襲来した黄金竜と戦闘となり、黄金竜は仕留めたものの、自らも重傷を負い、飛び立てない体となった。
その際、守護者として複数の覚者を選び出すが、その後、体が徐々に石化する病に冒され、現在では体の大半が石化してしまっている。
この症状の進行を止め、白竜の力を取り戻すために、対症療法ではあるがブラッドオーブと呼ばれるものを収集するのも覚者の役割の一つである。
そうして白竜が力を取り戻すごとに、覚者の力もまた増すこととなり、ブラッドオーブを一定量捧げるごとにステータスアップ等の恩恵を受けることができる。
逆に、白竜が完全に石化した場合、実際にどうなるかは不明であるが、覚者にとっては致命的な事態になるであろうと予想されている。
メイリーフ
とあるクエストで初めて出会うことになる少女。「森の声」を聴くことができる。
金髪の可憐な少女であり、その耳は長く尖っているが……?
空から飛来した大石塊「アーク」と関わりがあるらしいことが示唆されている。
レオ
ジョブ
初期職
ファイター
前作に引き続き登場する前衛職。剣と盾を用いて戦うスタンダードな剣士。
初心者でも扱いやすく、剣による斬撃、盾による打撃と異なる属性の物理攻撃を使い分けられることから安定した火力を発揮でき、アタッカーとして非常に優秀である。
ただし前作同様、対空戦闘だけは苦手であり、高空を飛ぶ相手には手も足も出ないので、他職に任せることになる。
ソロプレイに最も向いた職でもあり、防御力の高い専用防具の数々、盾を用いた自衛、回避からの反撃が可能な逸らし斬りなどピンチに強い技も多いので生存能力に長けている。
ハンター
前作のレンジャーに相当するが、ダガーは持っておらず、接近戦は蹴りしかできない。
弓を用いた遠距離攻撃を主体とし、爆矢を用いた瞬間火力は近接職にも引けをとらないが、弓にはホーミングが一切存在せず直接狙いをつける必要があること、近すぎても遠すぎてもダメージが半減してしまう最適距離の把握、近接戦闘においてまともなダメージソースがないこと、回避アクションが回避として非常に用いづらい前蹴りであることなど、扱いに習熟が必要なジョブである。もちろん使いこなせばアタッカーとして非常に強く、プリーストと並ぶ重要な対空要員でもあるため、慣れたハンターがパーティにいると頼りになる。
ソロプレイでも攻撃の隙が少なく自衛がしやすいことから、遠距離職の中では最も安定しやすい。
プリースト
前作のメイジに相当するが、前作のように多彩な属性魔法は使えず、攻撃魔法は聖属性しか使用できない。
ただしその代わりにヒーラーや支援役としての能力は大幅に向上しており、大型ボスの弱点を露呈させるなど役割は増えている。
単体での行動には向かないが、パーティプレイで支援に徹することで高い能力を発揮できるジョブである。
なお、使用できる魔法の一つが非常に追尾性能に優れており、円を描いて飛び回るハーピーであってもターゲットを指定するだけで容易に撃墜できるため、他職の多くが苦手とする対空戦闘を容易に行えるのも特徴と言える。
一定回数ダメージを無効化できる魔法も所持しており、これを自分にかけて危険地帯で倒れた味方を安全に救助しに行けるのも大きなアドバンテージである。
ソロプレイにはお世辞にも向いていないが、敵の接近を阻んだりダメージを無効化する手段は複数存在するため、ソーサラーに比べれば単体での戦闘もやりやすい方ではある。
シールドセージ
前作のミスティックナイトに相当するが、ファイターと共通の剣士的な要素は排除されており、大盾を攻防ともに用いる、壁役と化した。
敵の攻撃をガードすることでゲージが溜まり、それを様々な行動に用いるため、アトラクトを用いて敵の攻撃を引きつけ防御に徹することが攻撃への起点となる特殊なジョブであり、それを介さない直接の攻撃行動は苦手としている。
敵に狙われるとまともに行動できないプリーストやソーサラー、それでなくとも自衛に徹する羽目になり思うように戦えなくなるハンター等にとって、敵のヘイトを引きつけてくれるシールドセージの存在は非常に重要となる。同じ前衛のファイターにとっても、敵の弱点属性を的確にエンチャントしてくれるシールドセージが存在した場合、ダメージ効率が大幅に増すため、どのようなパーティでも重宝される存在と言える。
ソロプレイにおいては自衛が得意なため生き残ることに関しては問題ないが、自発的に攻撃していく手段に乏しい性質上、次から次に敵を切り崩していく効率については難があり、どうしても長期戦になってしまう。
追加職
シーカー
前作のストライダーに相当するが、ハンターとは逆にこちらは弓を扱えなくなっている。代わりにシーカーロープという鉤縄を用いることができるようになった。
ロープを用いて敵を引き寄せたり、巨大モンスターの頭など高所に一瞬で取り付くことが可能な軽業師であり、防御力が低めであるなど近接戦闘用として扱いづらい面を補って余りある攻撃性能を誇る。
余談だが、転職のための条件を整えるのが非常にめんどくさいことで有名である。
ソーサラー
前作から続投。詠唱時間が短い初級攻撃魔法は失われており、かつ全ての攻撃に詠唱が発生するため扱いは極めて難しい。ソロプレイ等で敵のヘイトを惹きつける役がいない場合、詠唱を常に妨害されてゴブリンにすら一方的に嬲り殺しにされてしまう反面、そういった味方がおり、詠唱が成立した場合の破壊力は群を抜いて高く、同レベル程度の中型モンスターを一撃で瞬殺してみたり、大型モンスターのHPを大幅に削るといった芸当も可能となる。
ソロプレイにおそらく最も不向きな職であり、トラップを用いて接近を阻むことはできるものの、そのトラップの設置に多大な詠唱時間を要するため、一度トラップが切れてしまうと自衛手段は事実上なくなってしまう。そのため簡単に接近できない岩の上などに陣取ったり、空中で詠唱を行うなど、術以外での自衛手段を考える必要がある。
(2015年9月時点未実装)
ウォリアー
エレメントアーチャー
新登場モンスター
キラービー
巨大な蜂。攻撃頻度は低く、大きな脅威ではないものの、集団で現れ、常に浮遊しているため地味に厄介。
フォレストゴブリン
ゴブリンの亜種。全身に葉で作った衣を纏っているほかは特に通常のゴブリンと変わりない。
レッドキャップ
ゴブリンの亜種。その名の通り真っ赤なフードを被っており、毒が塗られた剣を手にしている。
基本的な行動パターンはゴブリンと全く同じだが、ゴブリンよりも若干強く、毒の追加効果が厄介である。
オーク
人間の倍近い筋骨隆々とした体躯を誇る、緑の肌の亜人型モンスター。
同じ亜人型のゴブリンと違って人語は解さないようだが、鉄製の武具を装備し扱うことから、知能はかなり高い部類のようだ。
最序盤における強敵のひとつで、圧倒的な攻撃力と高い耐久力、一足飛びに斬りかかってくる俊敏さ、ものによっては武器投擲による遠距離攻撃なども交え、新人覚者を苦しめる。
ブルトエイプ
森林や廃墟に住む、ゴリラのような体躯の巨大猿。
その豪腕が武器で、攻撃力は高いが動きは遅く、背中にしがみつけば引き倒せるなど、慣れれば対処しやすい相手。
大型種のドレッドエイプも存在し、こちらは大型モンスター扱いとなっている。
スライム
暗い水辺に住む軟体系モンスター。
触れるだけでダメージを受けるが、動きは遅く、攻撃も活発には行ってこない。
ただし集団で出現することが多い上に体当たりはガード不能かつスローの追加効果つきなど、地味に厄介なモンスター。
マッドマン
オーク並に巨大な、泥の体を持つモンスター。
スライム同様、触れているだけでスローの効果を受けてしまうが、動きはとても遅い。
スフィンクス
人間女性のような顔と乳房、金と青を基調とした非常に派手な羽毛を有する大型モンスター。
今作において大型モンスターの怒り状態を解除する上で重要な「揺さぶる」行動をする際、安全にしがみついていられる、いわゆる安置と呼ばれる部位が、よりによって胸の谷間であることがネタにされている。
余談だが、同じく安置がネタにされやすいのはサイクロプスで、こちらの安置は尻。