CV:豊崎愛生
概要
ゲーム開始時に主人公が最初に出会う少女。14歳。
VRゲーム「セブンスエンカウント」のチケットを持っていた所、偶然出会った主人公と共にゲームに参加する事になる。
というか、主人公はチケット無しで「セブンスエンカウント」をやろうとしていたと言う……
(なお、当ゲームはプレミアムチケットが3年待ちと言う超が付くほど大人気のゲームである)
性格は純粋無垢。
その為、ナガミミの「会話の前後にナガミミ様バンザイとつけろ!」と言う無茶苦茶な命令にも従おうとしていた(勿論そのあと、ナガミミはジュリエッタに怒られた)。
『竜斑病(りゅうはんびょう)』と呼ばれる不治の病を患っており、咳き込む事が多々ある。アリー曰く、「身体能力は最悪」。
しかし、知識や解析力はS級レベルと非常に高く、ゲームの際も非凡なオペレート能力を見せ、本格的にノーデンスのオペレーターとして参加する事になった後も、学都プレロマの地形データからほぼ完璧な作戦を考案する程でもある。
好物はドライフルーツ。
ノーデンスにやって来たのは、行方不明になった父親を捜す為でもある。
ネタバレ
髪の毛の色と、優れたオペレート能力から、過去作に登場したミロク、ミイナとの関係性が疑われたが、それもそのはずである。
彼女は『NAV』シリーズの一人・ミハルと、『ISDF』所属の軍人・ヨリトモの娘である。
つまりNAVシリーズの混血。
NAVシリーズは竜斑病で全滅しており、これはミオの母親であるミハルも例外ではなかった。
ミオ自身もNAVシリーズの肉体的脆弱さを受け継いでしまっていたが何とか生き残っている。
その為、事実上、最後のNAVシリーズとも言える存在である。普通のNAVシリーズと違うのは、あくまでも普通の人間であると言う事。
しかし、能力の悪用を恐れた父親・ヨリトモは、「ヨリトモとミハルの娘」としてのミオの戸籍を抹消し、彼女をナグモ博士に預けたのである。
苗字が那雲(ナグモ)なのは、その為。
ヨリトモ自身も、自身が父親である事を知られるのを避けている。
ちなみに、ユウマはミハルが生きていた際に行っていた研究の結実と言える存在。
つまり、ミオとユウマは(ある意味では)兄弟に近い存在である。
更なるネタバレ
アリーが正体を明かした際、主要人物が殺害され、地球上の全ての生物が死滅する中、事前に使用していたワクチンの効果と、すぐ近くにいた13班のおかげで、何とか生き残る。
しかし、その場に現れたユウマによって、殺されそうになってしまう。
その時、ユウマの攻撃から命を懸けて彼女を庇ったのは、父親であるヨリトモだった……
その後は「シン・ドラゴンクロニクル」によって「Code:VFD」に対抗する為、千鳥ヶ淵へ向かう主人公達を必死にナビゲートするも、ナグモ博士からもらったワクチンによる病状悪化の遅延が追い付かなくなり、遂に息も絶え絶えになってしまう。
ユウマを倒し、真竜NDとの決戦に向かう13班に最後の通信を入れ、希望を抱いたまま、遂に事切れてしまった。
しかしその魂が消える事はなく、全ての情報が統合された世界「グレイトフルセブンズ」の奥底での戦いで、VFDに苦戦する主人公の前に現れ、激励の言葉をかけた。
VFDが倒され、再構築された世界では、父親であるヨリトモと共に、あるパーティーの準備をしていた。(再構成の際に、ヨリトモがミオの戸籍を抹消した経歴がなくなったものだと思われる)
そして、目の前に現れた主人公に対して、こう呼びかけた。
「おかえりなさい……13班!」
彼女は、再構築の影響で忘れられてしまった主人公の事を、普通の人間の中で唯一、覚えていたのである。
こうして、過去も未来も現在すら巻き込んだ「セブンスドラゴン」の物語は、ひとまず終焉を迎える事になる……