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シニガミライジングの編集履歴

2015-11-09 01:49:03 バージョン

シニガミライジング

しにがみらいじんぐ

シニガミライジングとは、優木カズヒロの小説である。

シニガミライジングとは、優木カズヒロの小説である。

電撃文庫 シニガミライジング 著者/優木カズヒロ イラスト/南方 純

定価/(本体610円+税) 2015年6月10日発売 ISBN 978-4-04-865113-4


裏に生きる男と、少女のような少年。二人の出会いが、運命を動かす。

 星野伊佐美。一昔前のアイドルみたいな名前だが屈強な身体を持つ裏の『掃除屋』。ぶっきらぼうに仕事をこなす日々のなか、桜条凛と運命の出会いをはたす。

 桜条凛。山の手の旧家の子息にして色白で線の細い美少年。頭はきれるが、少し生意気、かなり世間知らず。

 とある事件をきっかけに奇妙な共同生活を始めた二人は、泣いたり笑ったりしながら次第に強い絆を作り上げていく。しかし、事件の裏に隠された陰謀が二人に迫る。そして立ち現れる死神の影――。

 不可避な宿命に寄り添い、抗う物語。


登場人物

星野伊佐美(ほしの・いさみ)

中原の街で裏の掃除屋を営む青年。性格は単純でぶっきらぼう。首を突っ込んだ事件が元で凛と出会い、共同生活を始める。

桜条凛(おうじょう・りん)

名家の子息。ある事件に巻き込まれて家族を喪い、伊佐美に匿われる。年齢の割に頭が切れるが、かなり世間知らず。

尾上剣吾(おがみ・けんご)

中原警察で人ならざる者『コトナリ』の犯罪を取り締まる「特異犯罪対策室」の室長。

御陵院晴司(ごりょういんはるつかさ)

伊佐美の“仕事”の主な依頼人。古くから中原の街をまとめる『狐』のコトナリの一族。

早渡(はやと)

情報屋を営む『兎』のコトナリ。伊佐美を兄貴と呼んで慕う。


用語

●コトナリ

動物の特徴を併せ持つ特殊な存在。人間社会の裏で、長きに渡り密かに共存してきた。人間よりも強靭な肉体と特殊な『異能』を持ち、無法者が絶えなかったが、現在は『五枝族』によって一定の秩序が保たれている。物語の舞台となる中原の街は、彼らコトナリにとって重要な意味がある土地であり、特に数多くが居住している。

 

●五枝族

中原のコトナリをまとめる5つのコトナリの派閥のこと。

・『狐』/きつね

御陵院晴司を筆頭に、古くから中原の街を仕切っている。伊佐美と繋がりが深い。

・『狗』/いぬ

中原警察と協力関係を持ち、中原の治安を管理する。最近勢力を強め『狐』と対立気味。

・『猫』/ねこ

人間との融和を求める穏健派だったが、近年身内の下克上により不安定な状態が続いている。

・『狸』/たぬき

中原の土地や家を管理し、仲介する一族。

・『鳥』/とり

中原では中堅どころの勢力をもっているが、詳細は不明。

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