概要
2002年に稼働したCAVE製の立てスクロール弾幕シューティングゲームである。
正式名称は『ケツイ〜絆地獄たち〜』
ゲームシステム
1レバー+3ボタン(ロックショット、ボム、フルオート)
敵に接近して倒すことにより高倍率のチップが出現する。
また、ロックショットでフルロックするまでの時間は敵に近いほど短くて済むため接近戦をするメリットが多い。
むしろ接近戦をしないと物量で押されるため初心者にとっては敷居の高いゲームとなっている。
本作の二周目には表と裏の二種類があり、裏二周目ではエヴァッカニア・ドゥーム(通称ドゥーム様)と戦うことができる。
ストーリー
西暦2054年
1900年代半ばから続く環境破壊は、地球の温暖化現象を加速させ、温暖化からくる水位の上昇は、大陸の沿岸にある多くの国を侵食していた。
世界規模の海岸線の変更は新たな領土問題を生み、各国間での戦争が勃発するのにそう時間は掛からなかった。
年々烈化する戦争の裏には、世界中に兵器を輸出し、莫大な利益を得ている『EVAC Industry』社の存在があった。
この状況を打破すべく国連はEI社との交渉に乗り出すが、国連側の『兵器輸出入の全面禁止』という提案を完全に拒否。
その後の度重なる交渉も平行線を辿った。進展のない状況に国連側は交渉を断念し、秘密裏に武力介入を決定する。
それは表向きは無国籍の武力抵抗組織でありながら、実際は国連主導の特殊戦闘部隊による奇襲である。
「EI社の全ての兵器および兵器開発施設の破壊」
「国連の軍事介入に関わる一切のものを破棄せよ」
その任務の遂行命令は、作戦に携わる者の命にも適用されるものであった。
例え任務が成功したとしても、生きて帰ることは許されないのだ。
「ただし、志願したものにはその命の報酬として、どんな望みでも一つだけ要求することができる。国連は責任を持って、それを実行しよう」
その過酷な特務に志願した4人の若者達がいた。
命を賭してでも叶えたい望みを胸に秘め、彼らは出撃する。
自分達には決して見ることのできないであろう、明るい未来のために…。
登場キャラクター
アリス=ブラックバーン(男 23歳) ロイド=エヴァンズマン(♂ 26歳)
移植版
2008年10月23日発売、正式名称は『ケツイ デスレーベル』
2010年4月22日発売、正式名称は『ケツイ~絆地獄たち~ EXTRA』
移植開発元は5pb.。
2013年7月25日発売、正式名称は『ケツイ~絆地獄たち~ EXTRA』