「零〜紅い蝶〜」は、2003年11月27日にテクモから発売されたPS2用ホラーゲーム。
2004年8月5日には「零〜紅い蝶〜PlayStation 2 the Best」が発売された。
2004年11月11日にはXboxで「FATAL FRAME II: Crimson Butterfly」が発売されている。
ストーリー
双子の姉妹である「天倉繭」と「天倉澪」は、昔住んでいた故郷にやってきた。
二人にとって秘密の場所だった沢は夏休みが終わるとダムの底に沈んでしまう。
幼い頃よく二人で遊んだこの沢には、姉の繭が妹の澪を追いかけている途中、山道で足を滑らせ転落し、足に大怪我を負った苦い思い出もあった。
澪が回想から顔を上げると、そばにいたはずの繭がいなくなっており、辺りを見渡すと紅い蝶に導かれるように林の中へ入っていく繭の姿が。
澪が慌てて追いかけ、繭を見つけるが二人は地図から消えた村、皆神村に閉じ込められてしまう。
キャラクター
天倉澪(CV:神田朱未)
主人公。明るく活発な性格をしており、本作で射影機を使う人。
幼い頃繭が負った足の怪我を自分のせいだと思い込み、いつも繭を守るようにしている。
繭ほど霊感は強くないが時々繭を通して奇妙なビジョンを見ることがある。
天倉繭(CV:川澄綾子)
澪の双子の姉。控えめで大人しい性格をしており、ゲーム中では澪の後ろについて来る。
足の怪我により走ることができない。そのため移動速度が澪より遅い。
霊感が非常に強いが霊に対する耐性を持っていないないため取り込まれやすい。
イラストではヤンデレチックに描かれることが多い。
黒澤紗重
黒澤八重の双子の妹で大償を引き起こした。繭ポジション。
怨霊として登場し、怨霊名は血塗れの着物の女。
黒澤八重
黒澤紗重の双子の姉で皆神村唯一の生存者。澪ポジション。
消滅した村と妹を失ったショックで記憶喪失になる。
立花樹月(CV:保志総一朗)
プレイ中何かとヒントをくれる白髪の少年。元は黒髪だった。
八重と紗重を村から逃走させようとした。
立花睦月
本編では登場しない。
樹月の双子の弟。体が弱かったらしい。
立花千歳(CV:米本千珠)
樹月と睦月の妹で弱視。八重と紗重を憎んでいる。
ゲーム中で1、2を争う弱さだが怨霊の中でもかなりの人気を誇る。
攻撃時に泣き叫んで周囲を暗くするという技を持つが、自分自身が弱視であるため、暗くなっている間は泣きながら逃げ回っている。
真壁清次郎
民俗学者。助手の宗方良蔵と共に皆神村に入るが、楔となり村人を虐殺した。
怨霊名は「縄の男」で攻撃されると即死するためプレイヤーをかなり苦しめる。
宗方良蔵
真壁清次郎の助手で樹月と睦月の親友。
村が消滅した後、記憶を失った八重と共に生活する。