ビエンナーレ(biennale)とはイタリア語で「2年に一度」を意味し、隔年形式で開催される催し物のことである。英語ではバイエニアル(biennial)と呼ばれる。
また他に3年に一度のトリエンナーレ、4年に一度のクアンドリナーレなどがある。
これらの名称はおもに現代美術の展覧会で使用されるが、近年は美術とは関係のない定期開催の催しにも使われている。
その歴史は1895年に開催されたヴェネツィア・ビエンナーレの第1回展となるヴェネツィア国際美術展に端を発する。
現在、ビエンナーレは、トリエンナーレも含めて、世界各地で開催されその数を毎年増やしている。そのようなビエンナーレの世界規模での拡大現象を指して「ビエンナリゼーション」という言葉が2000年頃誕生した。ビエンナーレの全容をつかむことはもはや困難であると言われ、研究者の頭と財布を困らせている。