概要
鳥綱チドリ目ナイルチドリ科ナイルチドリ属ナイルチドリのこと。
ナイルワニの背を歩き回ることからワニチドリの別名を持つ。敵を発見して警告するという見張りの役目を果たしている。
アリストテレスが博物誌に「ワニの口の中で歯の間の肉片や食物のかすを取り除く」と記述しているが、そのような事実はない。
アフリカ大陸の中部、西部、北東部に生息。
全長19~21㎝。
水場の近くに小さな群れをつくって採食し、餌は主に昆虫類。
川岸の砂地に産卵して砂で埋め、孵化するまで上に座ったり水をかけて温度を調整する。
かつてはツバメチドリ科(Glareolidae)に分類されてきたが、DNAの分析により系統的にかけ離れていることがわかりナイルチドリ科に分離された。