概要*
作中で言われる魔神とは、「魔界の神」という意味ではなく、「魔術を極め過ぎて神の領域に到達した魔術師」の事である。魔術を極めた先にある到達点であり、全次元、全元素、全位相を完全に掌握し世界を自由自在に歪める事が出来るとのこと。
旧約では10万3000冊の魔道書の知識を全て行使するものが到達するといわれているが、最終巻まで魔神になれなかったオッレルスのような例外を除き、全く登場することはなかった。
新約3巻にして、オッレルスの因縁の相手である不完全な魔神オティヌスが登場。
ここから彼女を中心に物語が展開し、ついに8巻にて魔神として完成し、その能力を持って上条当麻を追い詰める展開となる。
しかし、10巻終盤にて、実はオティヌスは本当の意味で到達していなかったことが明かされる。
誕生経緯*
誕生の経緯は基本的に複数存在するらしいが、基本的には『死』がポイントとなっており、魔神たちはオティヌスも含め、魔術を極めた後何らかの形で人として死を迎える事で誕生する。
その際魔神たちの共通として、瞳が緑色に変色することが上げられる。
そして、オティヌス以外の魔神たちの『本来』の誕生過程にはその時代の人間の理不尽な行為によって死を迎える事で、初めて魔神として完成する。(つまり、作中に登場した魔神たちは魔神になる以外の選択肢を奪われた元人間である。)
そしてその方法で誕生した魔神はすでに世界の許容量を軽く超越しており存在するだけで世界が砕け散ってしまうため、力を世界の許容量のギリギリまで分割しなければ世界を自由に闊歩できなくなる。