遠山の金さん
とおやまのきんさん
遠山の金さん(とおやまのきんさん)は、江戸町奉行・遠山金四郎景元を主人公にした時代劇。
概要
原作は陣出達朗。 60分ドラマ作品となったのは、市川新之助からで、その次の中村梅之助の後、市川段四郎・橋幸夫・杉良太郎・高橋英樹・松方弘樹・松平健らの主演作品へと続いていく。
江戸町奉行・遠山金四郎景元が身分を隠し遊び人の「金次」に扮して江戸の町に蔓延る悪人の悪事を暴き、法の下で裁く痛快時代劇。作品のハイライトが殺陣シーンでは無く江戸町奉行の業務としての裁判シーンである為、基本的に悪党であっても首謀者達は無闇に殺害される事は無い珍しい作品(判決上で死罪を言い渡される事が多いが、実際に刑死のシーンが描かれる事はない)。
史実では、「文を咥えた遊女」の刺青をしていたらしい(Wikipediaに諸説があったぞ)のだが、「職業柄」お目付け桜になった。
漫画、『風雲児たち』では、「刺青師があきれるほど痛がった」、「鼠小僧次郎吉と同時代」という点が踏まえられ、時代劇よりは桜吹雪が少ないタトゥーをした金さんが登場、水野忠邦の御政道へのリアクションとして有名な歌舞伎座を「江戸を離れて江戸の中、田圃ばかりの歓楽地」である吉原田んぼの真ん中即ち浅草へ引っ越しさせる、地震には江戸城の米蔵を開け放って、災害復興に努める、等の活躍が描かれる。
アニメ『大江戸ロケット』では、「奉行である身分を隠して「遊び人の金さん」として街を徘徊しているが、街のみんなは遠山様だと知っている」という設定で登場、政治家として活躍(アクション付き)した。なお「いろいろあって慌てた果てに街へ「元のまま(町人には許されない)の髷で」来てしまってそれを指摘されて困る」というネタがある。