- 脚本:山口宏
- 絵コンテ/演出:谷口悟朗
- 作画監督:植田洋一、山根理宏
概要
ゾンダリアンタワー内部ダメージを負いなが東京タワーの底から姿を現した全ての元凶「パスダー」は東京一帯の電力を取り込み、巨大なゾンダーロボ「EI-01」へ変化。 東京ごと宇宙への逃走を謀る。
脱出を謀るガイと護、はペンチノンと相討ちになったボルフォッグとギャレオンに救われる。それを阻止せんとGGG初の総力戦に挑む。
だが、EI-01は東京中の電力を味方に付け、最強勇者ロボ軍団の一斉射撃とディメンジョンプライヤーを弾くバリアシステム、回避不能な湾曲ビームを武器にガオガイガー達を返り討ちにする。
更にはゾンダーメタルのエネルギーを放出させGSライドのエネルギーを無効化、最強勇者ロボ軍団は膝を着き倒れる。
この最大の危機にガイは最後の希望【 弾丸X 】使用を促す。
それは同時に使用者の命をも奪う諸刃の剣であった。大河と麗雄は承認する。
弾丸X、出撃、承認!
ベイタワー基地は回転しエリアⅢは浅草、虎ノ門方面へ射出される。
発動時間を稼ぐためマイクは三段飛行甲板空母と援護するが、それも破られ、万事休すかと思われたその時、緑色の光が暗雲を貫き、勇者たちは姿を現し、凄まじき力で肉弾戦に持ち込む。
驚愕する大河と最悪の結末を予想する麗雄。 限界までエネルギーを高めた結果、ただ触れるだけでも互いに大きなダメージが発生していくゾンダーメタル とGストーンの反物質同士の衝突はこの世のものとは思えない悲痛を上げるEI-01。
凱はトドメを刺すべく核の位置を探す。 ピッツァとの戦いでウィルナイフを落としていたことが幸いし、核の位置を特定。
ゴルディオンハンマーとパスダーの攻撃が激突。 ハンマーに亀裂が走るも、仲間達の援護でパスダーも弱体化。
結果的に自身を体をサイボーグにし、命の両親を殺害したEI-01。これまでの戦いの記憶が凱の脳裏を駆け巡る。 それを振り切るかのようにガオガイガーが振り返り……同時に、パスダーはエネルギーの柱となり完全に消滅した。
勝利した勇者の下に護が駆け寄るが、暁に照らされるその命は既に尽きていた。 護の叫びも勇者達には届かず、GGG全員が悲しみに暮れるが……
どうしたんだ。GGGの隊員がベソかいてちゃ、みっともないぜ……
かすかに凱の声が護に届く。 するとGストーンが光を取り戻し、勇者達は奇跡の復活を遂げる。
それでこそ…勇者だ!
復活シーンに勇者王誕生!が流れ、EDへと繋がった……
……だが、宇宙空間が映され、 倒したはずのパスダーの破片が不気味な高笑いと共に道化の格好をした不気味な女に飲み込まれた。
…情報収集、完了!
その背後には紫の六角柱が三つ聳えていた。
ゾンダリアン先発隊と前哨戦は終わりを告げるのと同時に、本隊である機界31原種との本格的な戦いの幕が切って落とされたのである。
次話『さらばGGG』に続く。