クシィ

くしぃ

クシィとは、『魔法つかいプリキュア!』に登場するキャラクターである。

ネタバレ注意

概要

第20話で判明した闇の魔法つかいの首領・ドクロクシーの正体にして本名。

かつて魔法学校で教師をしていた男性であり、魔法学校の校長の教師時代の同僚で親友であった。

クシィと校長がまだ若い青年だった頃、幾つかの古文書の調査からいずれ地上に大いなる災いが訪れることと、それを回避するのはリンクルストーン・エメラルドの輝きが必要だということを知った。

2人はその来たるべき危機に備えエメラルドを探し続けたが一向に見つからなかった。

業を煮やしたクシィは方針を転換。リンクルストーンに匹敵するくらいの強い力を手に入れるべく、あまりに危険なため封印されていた禁断の知識の研究に手を出すようになった。この時点で穏健派の校長とは袂をわかっていたようだ。

最終的には太古に存在した強力な力「ムホー」の一端を再現させることに成功するも、その力を制御出来ずに混沌の渦に飲み込まれ、死亡した筈だった…。

しかしその暴走した魔力の副作用なのか、「強き力を手に入れる」という強い欲望の思いのみは現世に留まり続けた。

そしてその欲の念が仮初の肉体に宿り、ドクロクシーと名乗る存在が誕生する。

ドクロクシーにはもはや生前の人としての魂は失われており、世界の全てを闇に染めようと目論み、自身を完全な存在と昇華する為にエメラルドを求めて暗躍することになる。

そしてそれを実行するための力として、ドクロクシーは生前の自らが再現させた太古の力を制御可能にする独自の魔法技術を作り出した。それは、本来のムホーの力からすると著しく劣化したものとなったが、代わりに安全に使いこなせるものとなった。

これこそがドクロクシーとその眷族が使う“闇の魔法”である。

その後の詳しい詳細は親記事を参照。

なお、クシィが再現させたムホーの力は、元をただせば、予言された災いの正体である「終わりなき混沌デウスマスト」の眷族たちが使う超能力である。

クシィがこのことを知っていたかは不明。だが、恐るべき敵の力に対処するために敵の力を我が物にするという発想もそうおかしなものではないだろう。