.38口径Kフレームリボルバー。
元々は軍や警察向けに開発されたものではなかったが、軍用に.38ロングコルト用モデルを出した事からM&Pの愛称が付けられた。
法執行機関向けの銃としてS&W社の販売記録を更新している。
この銃が開発された当時、コルト社と製品開発競争が行われていた頃であり、銃身のライフリングやシリンダーの回転方向が異なっている。
その後、ぱっとしない自社製自動拳銃の評価を一変すべく、現場の声やシューターたちから意見を取り入れて設計した自動拳銃の名にM&Pは受け継がれている。
ベストセラーリボルバーであるM&Pから受け継いだ名に相応しく、軍や法執行機関向けに設計されている。
グロック17やP229といった他社製品が多く占める市場に挑む為、後発となるM&Pは厳しいといわれていたが、発売してみると官民共に良好なセールスを記録することとなった。
M&Pの名は自動拳銃やリボルバーだけでなく、自社で製造するAR-15クローン等にも使用している。
なお、過去にはシグマというポリマーフレームオートを製造していたが、グロックのデッドコピーであるといわれた挙句に多くの和解金を支払う羽目になっている。
余談ながら、新型M&Pリボルバーは何故かM10と同じKフレームのものは登場していない。