ピース(たばこ)
ぴーす
ピース(Peace)。日本たばこ産業(JT)から製造・販売されている、日本の紙巻き煙草の銘柄の一つ。
解説
日本たばこ産業(JT)が製造・販売している日本の紙巻き煙草の銘柄の一つで、1946年の発売から現在に至るまで愛喫されている傑作。
米国産バージニア葉を主体に国産優良葉をブレンドした国産初の本格的バージニアブレンドタイプで、バニラ香料が添加され、ほのかに甘く柔らかな香りと深みのある味わいを持つ。
品名は平和を意味する『PEACE』から。第二次世界大戦直後の混乱期に発売されこともあり、夢や希望、平和な未来への願いが込められている。
パッケージデザインはレイモンド・ローウィ。
10本入り両切りタバコの「ショートピース」が元祖だが、フィルター付きの「ロングピース」の他、様々なバリエーションがあり、2016年6月1日にはピース発売70周年記念商品の「ピース・クラシック」(フィルター付き20本、平型缶入り)が発売された。
「缶ピース」(両切り50本、缶入り)は密閉され風味を長く保てるため、根強い人気がある。この缶をズボンの尻ポケットや鞄のサイドポケットに挿し込むのが流行ったこともあった。
喫味
「ショートピース」、「缶ピース」はタール28mg、ニコチン2.3mgと、現代的な煙草と比べて強いため、煙を肺に吸い込む肺喫煙だとキツイことがある。
口の中の動きだけで優しく煙を取り込んでゆったりと燻らせる口腔喫煙(いわゆる「ふかし」)で味わうと良い。上手く吸うことができれば、甘くまろやかな香りを楽しむことができる。
フィルター付きの「ロングピース」もタール21mg、ニコチン1.9mgあり、口腔喫煙が推奨される。