概要
天竺(ガンダーラ)を支配している大魔物にして作中における諸悪の根源。
人間の姿をしているが、れっきとした人外。人間を蹂躙する魔物の頂点に立ち、圧倒的な力とカリスマで大勢の魔物を率いて人間達を苦しめている。
あらゆる魔術を使いこなし、その気になれば数十万の人間をあっという間に虐殺できたり、相手を魂ごと粉々に破壊して生き返る事も生まれ変わる事もできなくしてしまう程の絶望的な力の持ち主でもある。
おまけに人骨を原料に作り出す不老不死の薬である舎利湯の効果で不死身の肉体を得ている。
それらの実力ゆえに賞金額2兆円という破格の賞金首となっている。
表面上は凛々とした性格であるが、その本性は傲慢かつ残虐非道、冷酷無比。
真に己の思うがままに在るがままに在る存在であり、天上天下唯我独尊を体現した姿は大魔物そのものと言っても過言ではない。
人間をただのオモチャや舎利湯の材料としか見ておらず、人間の情を理解した上で他者を身も心も徹底的に弄んで踏み躙るのを好む生粋の外道。
加えてお気に入りの部下である大刀(スパン)を面白い見世物として飼い殺しにしている。
外見
左右非対称な髪型が特徴で服装が白の長袖シャツと黒のズボン。
一見すると普通の格好であるが、実は舎利湯と人間の肉体を組み合わせて作った生きた衣服であり、「顔面の皮を繋ぎ合わせた長袖シャツ」「血管を寄り合わせて作ったズボン」「臼歯のコンチョと歯茎のバックルで作られたベルト」を常に身につけている。
材料にされた人間達は舎利湯で死ぬことができず、意識を持ったまま衣服の状態で生かされるという生き地獄を味あわされている
耳を澄ませば材料となった人間の苦痛の声が聞こえてくるが、当のシャラマーはそれを「心地良い音楽」と評している。
顛末
主人公達が倒すべき敵として描かれていたが、作中では倒されるどころか最後まで主人公達とマトモに戦闘もしないまま退場。
そして、多くの伏線を残したまま連載が終了したことにより、シャラマーは永遠に正義に倒されない巨悪と化してしまった。
読み切り版
こちらも賞金額2兆円の大魔物として描かれているが、ドレッドヘアっぽい髪型と上半身裸が特徴で腕が4本生えており、性格が肉食系のナルシストである等、見た目も中身も連載版と異なっている。
最期は主人公の孫悟空が放った如意砲であっけなく死亡しており、上記の人物像も相まって小悪党っぽく描かれている。
余談
モチーフは西遊記の釈迦如来。