概要
声 - 平松晶子
聖チャペル学園に突如現れた転校生。クールな性格の少女で、ミスティーハニーに変身する。その際には左太腿のレッグバンドと指輪を使用する。レッグバンドと指輪のエンブレムはダイヤ型。
その正体
出会った当初からなぜかハニーを憎んでおり、度々ハニーと敵対する。
実はハニーの双子の妹で、ハニー同様空中元素固定装置の種子から生まれた人工生命体である。
生まれたばかりの頃パンサークローに攫われてパンサーゾラやプリンスゼラの下で育てられ、その際に偽の記憶を植えつけられてハニーと父を憎むよう仕向けられた。さらにゾラによって胸に「憎しみの刻印」を刻まれており、聖羅の憎しみが高まるたびに怪人を生み出すようにされていた。
早過ぎる最期
第二部(運命編)後半で、彼女の空中元素固定装置は未完成の失敗作であり、変身するたびに寿命が縮まっていたことが明かされる。その後、自分の出生の秘密を知りショックを受けていた時に自身の影であるダークパンサーと遭遇し、彼女と戦うことになる。その際、自分を庇って父が死んだのを目の当たりにしたことで初めて「愛」を知り、姉を守るために最後の力で変身。最後はダークパンサーと相打ちになり、空中元素固定装置を残して消滅した。
その早過ぎる死に数多くのファンがショックを受け、悲しんだ。
その後、彼女の空中元素固定装置はハニーの空中元素固定装置と融合し、彼女に新たな力を与えた。
そしてハニーと青児の間に産まれた娘には聖羅という名前が付けられた。
漫画版
アニメとは違い、いずれも死亡はしない。
飯坂友佳子・ちゃお版
キャラクターデザイン担当者自身の手によるコミカライズだが、聖羅はデザイナーが異なるらしく、変身前の姿はアニメとまったく異なる黒髪の少女である。
固定装置の設定はアニメ版同様で、最後は自身の分身(名前はアニメとは違い「ダーティーハニー」)を生み出し、如月博士を殺させてしまう。
全てが終わった後はプリンス・ゼラを追ってどこかへと旅立っていった。
飯坂友佳子・小学4年生版
容姿はちゃお版と同一だが、如月博士がパンサークローに逆らった事の報復としてさらわれた娘という設定で、姉同様人工生命体とは明言されていない。
やはり最終回はゼラを追って姿を消した。
佐々木和志・別冊コロコロコミック版
こちらでは変身前もアニメと同じ姿だが、ゼラが1コマしか登場しない事もあって、やはりアニメとは扱いが異なっている。
本作のオリジナルキャラである小学6年生の少年・フジ丸が親と喧嘩していたところを抱き込み、ハニーを動揺させる。
しかし理解し合えた他人は彼が初めてであり、彼に嫌われる事を恐れ始め、彼がハニーの事ばかり心配するのにも嫉妬するようになる。
だが最後は彼から指輪を渡されたことで蟠りを捨て、姉の味方となる。
本作では怪人を生み出すシーンは無く、装置が不完全という描写もない。その為最終回ではライダー姿(名称不明)や、若干デザインの違うミスティーハニー(二段変身?)にも変身している。
全てが終わった後はフジ丸に抱きしめられて顔を赤らめ、そこで物語は終了した。
余談
聖羅の名字である「葉月」は、新暦では九月上旬から十月上旬の秋に対し、姉であるハニーの名字の「如月」は草木が芽吹く春であることから、ふたりが対であることを現している。