概要
超越的存在であるドラゴン「ラーゼス」に聖霊珠オーブを授かった4人少年少女が、同じくドラゴン「皇龍ディグバディノン」によって選ばれた人物によって世界に解放された、人を滅亡させるという邪悪な心の源である5つの「パンジェ」の封印の旅に出るロールプレイングゲームである。
前半は典型的なファンタジー風の地上世界が舞台であるが、後半はパンジェを守る6魔将を追い、蒸気機関をはじめとする科学文明が発達しつつあるスチームパンクな地底世界に舞台を移す。
それにともない出現するモンスターが、機械仕掛けの兵器やロボットのようなものに変わるのが特徴であるが、どうみても蒸気機関駆動ではなさそうなものも多い。また当時のゲーム雑誌にも地底世界の兵器はゾンビ兵が操縦しているとのキャプションがあったため、本物の機械ではないのかもしれない。
武器としての火薬は実用化されていないらしく、銃器や砲は蒸気圧によるものか火炎放射型である。
同時期に発売されたゲームと比較するとミュージックが重厚。
1994年には同社よりオーブが象徴的に扱われているが、ストーリー的なつながりはないデュアルオーブ2が発売された。