ベートーヴェン(クラシカロイド)
べーとーべん
ムジーク発動時の台詞「Spielen wir unsere Musik.(ドイツ語で「さぁ 音楽を奏でよう」)」
CV/杉田智和
概要
物語開始時から音羽歌苗が大家を務める音羽館に住むクラシカロイドの1人。通称「ベト」、もしくは「ベトさん」。「ルーくん」と称されることもある。
頑固で偏屈。焼き餃子の事を「ギョーザー」と呼び、いかにしてギョウザーを焼くか、それ以外は音楽くらいにしか興味を示さない。しかしその焼き方は溶接機や火炎放射器などを持ちいるトンデモなもの。
普段は黒いライダースジャケットに赤いマフラーを首にまいているが、ムジーク発動時の衣装は黒の燕尾服に変わる。ムジークの効果は無生物(オルガン、重機)をロボット化する。周りの方々をダンスに興じさせる(1、6話)。コウテイペンギンの群れと巨大なコウテイペンギンの「ボナパルト」を召喚する(5話)というもの。
ギョウザーにこだわる理由は、歌苗の父・響吾が食べさせた具が黒い餃子(ベト命名:漆黒のハーモニー)が忘れられなかったため。それ故再現しようとさまざまな焼き方を工夫していた。リストに指摘されるまで具を黒焦げにして作ろうとしていた。漆黒のハーモニーの正体は歌苗の好物でもあった味噌まんじゅうの餡で、ようやく再現できたが、彼のトンデモなギョウザーの作り方はその後も相変わらずだった…
その後、とあることからギターを作ろうと思い立ち、二週間ほど自室に引きこもった。そしてやっと出てきた際にモーツァルトが言った「餃子はつくらないの?」という質問に対し、返ったきた答えはなんと、「餃子?なんだ、それは」であった…。しかし、そのギター作りでも借り受けた奏助のエレキギターを「少しばかりいじった」結果、元のギターの面影がなかったり、火炎放射器になっていたり、電気を食いすぎて音羽館が停電したりと相変わらずトンデモである。
他の人物との関係
元々は響吾が音楽企業アルケー社の元で開発していた「アルケロイド」という人造人間。物語開始前にモーツァルトと共に自分が何者なのかわからないまま社から逃走。響吾が言う音羽館に転がり込んできた。響吾が言うには借金まみれの音羽館を何とかするためらしいが(もっとも響吾には虚言癖があるので本当にそうなのか疑わしい)、本人はそんなこと考えておらずモツと共に家賃を払わず居座り、歌苗の頭を悩ませている。
1話で発動させたムジークから神楽奏助からは尊敬のまなざしで見られていたが自身は財布の紐扱い、シューベルトから「先輩」と尊敬されているが自身は誰だお前状態、とほとんど周囲に関心を払わない。
モツがムジークで周囲に懺悔させる効果を発揮させた時は唯一受け付けず、「俺は後悔など一度たりともしたことが無い!」とまでいったほど。
なお、モデルとなったベートーヴェン自身、自分本位な変わり者という評価を受けていた。(逸話のいくつかは生前の彼を快く思わなかった権力者達のデマの可能性もある)