概要
1893年に動物学者で作家のシートンは知人の牧場主からオオカミに家畜が襲われて困っているという依頼を受けオオカミ退治に向かった。そこで群れを率いて猛威を振るっていたのがロボで。ロボは大型の雄のメキシコオオカミらしく、つがいと思われる恐らく群れで唯一の雌のオオカミ・ブランカを伴侶としていた。
シートンは罠を用いてブランカを捕らえ投げ縄で絞殺する。ブランカを殺害され意気消沈したロボは自暴自棄からかシートンの罠に嵌り捕獲されてしまう。プライドを傷つけられたロボは餌も水も拒否し餓死する。シートンはロボのその誇り高い王者の貫禄に敬意を表し、彼らの生涯を著書として発表する。
余談
全てシートンの著作からのものである為、ロボとブランカは実在していたもののその生涯については事実か不明である。