「戻せるのか?人間に」
CV:小山剛志
『ゼロから始める魔法の書』に登場する、人から生まれながら半人半獣の姿をしている特異体質者『獣堕ち』の青年。筋骨隆々とした体格に白虎の顔と毛皮と尻尾を持ち、鼻っ柱に横一文字の大きな傷跡がある。
獣堕ちは魔術の儀式における上質な生贄として高値で取引されるらしく、儀式を行う魔女達からはもちろん、金に目がくらんだ人間にまで命を狙われ、それ以外の人々からもたいていは化け物と気味悪がられ、恵まれた体格と身体能力を活かして傭兵稼業に勤しみながらも、とにかく肩身が狭い人生を送って来た。魔女に生贄として首を狙われて森の中を逃走中に別の魔女であるゼロと出会った。
少なくとも両親からは健やかな愛情を受けて育っており、見知らぬ人間に不信感は持っても害意は持たず、襲われても極力あしらって逃げに徹している。
酒場を経営していた親譲りの料理上手で、彼のスープとふわふわ真っ白な毛皮に覆われた大きくたくましい胸板は、ゼロの大のお気に入り。