概要
元は岡山城の別名であり、黒漆塗の下見板で覆われた天守閣は漆黒の烏の如き様相を現しているため烏城と呼ばれ、また金箔の鯱を頂いていたことから金烏城とも呼ばれる。隣県には白漆喰で覆われた白亜の白鷺の如き姫路城があるため対比として用いられることもある。
戦国BASARAにおいては小早川秀秋の居城を指す言葉だが、転じて
- 天海・小早川秀秋の2名が描かれた作品の中でも特に、腐要素・カップリング要素が無い作品
- 腐要素・カップリング要素があるものでも、攻め/受けが明確に描かれていない作品
を表す言葉としても使用される。
タグのみでは腐向けかどうかは分かりづらいが、公式からの供給・二次創作が多くなった今でも、ファンの間では「共に等しく悦ばしい!!」と歓迎されることが多い。
※『小早川主従』タグと混同されがちだが、こちらは「天海は小早川軍の食客」(BSR48にて明言)という設定を推して参ってる意味合いが強い。
遍歴
※ネタバレを含みます。
戦国BASARA3
二人の初登場作品。敵武将(NPC)での参戦。
助けを求める金吾(小早川秀秋)とわざとはぐれる天海や、兵士たちに卑屈で横暴な態度を取る金吾を見ることができる。
全く気持ちはこもっていないが、天海のセリフだけは他作品と比べても非常に優しい。
「関ヶ原の戦い 内応」で金吾を寝返らせることに失敗すると、二人が共闘(?)する姿も見ることができる。なお、金吾/天海と同時に戦えるのは「関ヶ原の戦い 内応」と、戦国BASARA4皇「佐和山城・丁半防守」のみ。
作中では何故あけ…天海が金吾さんの元にいるのか等、詳細は明かされなかった。
また、合戦中に金吾が言う、「ぼくと天海さまって、結構似てるよね! 」というセリフは後でテストに出る。
戦国BASARA3宴
金吾、天海ともにプレイアブル化、専用のストーリーも用意されている。
天海のストーリーを選択すると突然別の武将のストーリーが始まるので、驚いた人も多いだろう。
天海のストーリーでは、金吾の城へ来る前の彼が語られている。烏城を語る上で最も欠かせないストーリーのひとつといえる。特に二人の出会いが描かれるラストシーンは、全烏城ファン必見である。
金吾のストーリーは非常にコミカルに描かれており、二人の日常風景を見ているようで大変愉快である。先述の天海ストーリーを見た後だと、天海が全力で人間生活を楽しんでいることが察せられる。
なお、こちらのラストシーンも全烏城ファン必見である。
戦国BASARA4
天海が、「天海」と「明智光秀」を行き来する二重生活を送っており、烏城関連のストーリーもそのあたりが軸となり進んでいく。
天海のストーリーでは、創世ルートとドラマルートで、小早川軍に残るか織田軍に戻るか分岐する。
分岐点では、これまでバカにしていたプレイヤーもうっかり金吾さんに惚れること間違いなしである。
創世ルートの最終決戦前の会話とエンディングは全烏城ファン必見。
また、ドラマルートに進むと二人は離れることにはなるが、天海との別れのシーンで金吾さんの大きな成長を感じることができる。併せてご覧頂きたい。
金吾さんのストーリーは創世ルートのみ。
基本的にあまり人の話を聞かない金吾さんと、そんな金吾さんに合わせて戦を料理に例えて教える天海の、ハイレベルな会話を聞くことができる。
また、ギャグ調で進むので見落とされがちだが、戦における金吾さんのポテンシャルの高さも窺える。
シュールなギャグと意味深なエンディングで烏城らしさ爆発の良作である。
なお、ほとんどの武将が天海の正体に気づいているが、金吾さんは気づいていないと思われる。
戦国BASARA4皇
金吾さんにドラマルートが追加された。
4の発売以降、烏城ファンの誰もが一度は考えたであろう「明智光秀と金吾さんの会話」を公式がやってのけた問題作。
金吾さん曰く「天海さまは、ぼくをからかっていないとつまらなそう」とのこと。
明智光秀の姿では珍しい、ほのぼのコミカルな彼も見ることができる。
なお、ほとんどの武将が天海の正体に気づいているが、金吾さんは本気で全くこれっぽっちも気づいていないことが明らかになった。
また、こちらのストーリー中では金吾さんとまともな会話をすることの難易度の高さも窺える。4で金吾さんに戦を指南していた天海の凄さがよくわかる。やはり似たもの同士なのかもしれない。
加えて今作では、金吾の追加ルート以外でもスタッフにファンがいたのではないかと邪推するほど金吾と天海が頻出する。
二人が出現するステージ、ストーリー等を以下に記す。
・佐和山城・丁半防守
左近のステージだが、なぜか後半で金吾/天海を相手に食材集めをすることになる。
また、勝利すると所持金が増え、負けると所持金が消える。なぜなのか。
このステージの説明画像にて、今作でもしゃもじを持った天海を見ることができる。
・毛利元就 アニメルート
皇で追加された毛利元就のアニメルート。ルート分岐後すぐに「備前・烏城」ステージへ。
ステージ序盤では金吾をからかいつつも、何故かいつもより優しい天海を見ることができる。
その後は、まさか公式でここまでやられるとは誰も予想していなかった展開が待ち受けている。是非その目で確かめて欲しい。
金吾の成長が規定値を超えている。
・長曾我部元親 アニメルート
皇で追加された長曾我部元親のアニメルート。
先述した「佐和山城・丁半防守」にて烏城に会える。
毛利元就のアニメルートとは一変して、シュールでコミカルでちょっと可愛い烏城を見ることができる。天海による怒涛の金吾いじりが、宴の金吾ストーリーを彷彿とさせる。
雰囲気は真逆だが、毛利元就のアニメルートの二人と併せて見るとセリフや行動など共通点が多く見受けられる。
・京極マリア 創世ルート
こちらのストーリーでも登場する「佐和山城・丁半防守」にて烏城に会える。
マリアに品定めされる烏城は必見である。
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