概要
『戦国BASARA』シリーズの小早川秀秋(以下、「金吾」)と天海の2名が描かれたイラストに付けられるタグ。
- 関連作品の中でも特に、腐要素・カップリング要素が無い作品
- 腐要素・カップリング要素があるものでも、攻め/受けが明確に描かれていない作品
を表す言葉としても使用される。
タグのみでは腐向けかどうかは分かりづらいが、公式からの供給・二次創作が多くなった今でも、ファンの間では「共に等しく悦ばしい!!」と歓迎されることが多い。
(…とはいえ、pixivは彼らのファン以外にもたくさんの人達も閲覧している。お互いに気持ちよく楽しむために腐向け作品には必ず「腐向け」または「戦国BASARA女性向け」タグを併用しよう。)
ほぼ同義の表記ゆれとして「烏城」タグ(下記参照)がある。
※なお、史実では、小早川秀秋が「烏城」(岡山城)に入城したのは戦後のことである。
タグの変遷
かつては、「小早川主従」と「烏城」それぞれのタグで、
という使い分けがされていた。
しかし、長い年月を経て関連作品が増えるにつれ、各ユーザーや各投稿者の価値観の多様化によって、上記の定義が曖昧になり、次第に二つのタグの明確な線引きが無くなっていく。
最終的に、「互いが互いのほぼ表記揺れ」のようなかたちに落ち着いているので、現在ではどちらを使っても問題はない。
(そもそも、戦国BASARAの小早川秀秋と天海の関係は、金吾さんの根本的な性格と天海の性格上、ほぼこのような状態であるため、原作のゲームにおいても友達や相棒のような関係は描けても、明確な上下関係を描くことが難しいことが原因であると思われる。)
シリーズごとの絡み
※以下、『戦国BASARA』シリーズのネタバレを含むため、閲覧注意。
戦国BASARA3
二人の初登場作品。敵武将(NPC)での参戦。
助けを求める金吾さんとわざとはぐれる天海や、兵士たちに卑屈で横暴な態度を取る金吾さんを見ることができる。
全く気持ちはこもっていないが、天海のセリフだけは他作品と比べても非常に優しい。
「関ヶ原の戦い 内応」で金吾を寝返らせることに失敗すると、二人が共闘(?)する姿も見ることができる。
作中では何故あけ…天海が金吾さんの元にいるのか等、詳細は明かされなかった。
また、合戦中に金吾が言う、「ぼくと天海さまって、結構似てるよね! 」というセリフは後でテストに出る。
ちなみに、同勢力の主従が一つのステージに同時に登場した際、片方を撃破すると生き残った方が悲しんだり怒りを露わにするのだが……
金吾が撃破された時の天海の反応は「おや、死んだ」。
(一応とは言え)仕える主が戦死したというのにあまりにも軽いそのセリフは、プレイヤー達の腹筋に大打撃を与えた。
戦国BASARA3宴
小早川秀秋、天海ともにプレイアブル化、専用のストーリーも用意されている。
天海のストーリーを選択すると突然別の武将のストーリーが始まるので、驚いた人も多いだろう。
天海のストーリーでは、金吾の城へ来る前の彼が語られている。小早川主従(烏城)を語る上で最も欠かせないストーリーのひとつといえる。特に二人の出会いが描かれるラストシーンは、ファン必見である。
小早川秀秋のストーリーは非常にコミカルに描かれており、二人の日常風景を見ているようで大変愉快である。先述の天海ストーリーを見た後だと、天海が全力で人間生活を楽しんでいることが察せられる。
なお、こちらのラストシーンもファン必見である。
戦国BASARA4
天海が「慈悲深い怪僧:天海」と「本来の姿」を行き来する二重生活を送っており、小早川主従関連のストーリーもそのあたりが軸となり進んでいく。
天海のストーリーでは、創世ルートとドラマルートで、今の生活に専念するか本来の生活に戻るか分岐する。
分岐点では、これまでバカにしていたプレイヤーもうっかり金吾さんに惚れること間違いなしである。
創世ルートの最終決戦前の会話とエンディングはファン必見。
また、ドラマルートに進むと二人は離れることにはなるが、天海との別れのシーンで金吾さんの大きな成長を感じることができる。併せてご覧頂きたい。
金吾さんのストーリーは創世ルートのみ。
基本的にあまり人の話を聞かない金吾さんと、そんな金吾さんに合わせて戦を料理に例えて教える天海の、ハイレベルな会話を聞くことができる。
また、ギャグ調で進むので見落とされがちだが、戦における金吾さんのポテンシャルの高さも窺える。
シュールなギャグと意味深なエンディングで小早川軍らしさ爆発の良作である。
なお、ほとんどの武将が天海の正体に気づいているが、金吾さんは気づいていないと思われる。
戦国BASARA4皇
金吾さんにドラマルートが追加された。
4の発売以降、烏城ファンの誰もが一度は考えたであろう「明智光秀と金吾さんの会話」を公式がやってのけた問題作。
金吾さん曰く「天海さまは、ぼくをからかっていないとつまらなそう」とのこと。
明智光秀の姿では珍しい、ほのぼのコミカルな彼も見ることができる。
なお、ほとんどの武将が天海の正体に気づいているが、金吾さんは本気で全くこれっぽっちも気づいていないことが明らかになった。
また、こちらのストーリー中では金吾さんとまともな会話をすることの難易度の高さも窺える。4で金吾さんに戦を指南していた天海の凄さがよくわかる。やはり似たもの同士なのかもしれない。
加えて今作では、金吾の追加ルート以外でもスタッフにファンがいたのではないかと邪推するほど金吾と天海が頻出する。
二人が出現するステージ、ストーリー等を以下に記す。
- 「佐和山城・丁半防守」
4皇で追加された新ステージ。
島左近のステージだが、なぜか後半で金吾/天海を相手に食材集めをすることになる。
また、勝利すると所持金が増え、負けると所持金が消える。なぜなのか。
このステージの説明画像にて、今作でもしゃもじを持った天海を見ることができる。
- 毛利元就 アニメルート
皇で追加された毛利元就のアニメルート。ルート分岐後すぐに「備前・烏城」ステージへ。
ステージ序盤では金吾をからかいつつも、何故かいつもより優しい天海を見ることができる。
その後は、まさか公式でここまでやられるとは誰も予想していなかった展開が待ち受けている。是非その目で確かめて欲しい。
金吾の成長が規定値を超えている。
- 長曾我部元親 アニメルート
皇で追加された長曾我部元親のアニメルート。
先述した「佐和山城・丁半防守」にて烏城に会える。
毛利元就のアニメルートとは一変して、シュールでコミカルでちょっと可愛い烏城を見ることができる。天海による怒涛の金吾いじりが、宴の金吾ストーリーを彷彿とさせる。
雰囲気は真逆だが、毛利元就のアニメルートの二人と併せて見るとセリフや行動など共通点が多く見受けられる。
- 京極マリア 創世ルート
こちらのストーリーでも登場する「佐和山城・丁半防守」にて烏城に会える。
マリアに品定めされる二人は必見である。
余談
ゲーム中、小早川主従の二人とまとめて戦えるステージは『戦国BASARA3』(自由合戦なら戦国BASARA3宴含む)の「関ヶ原の戦い 内応」と、『戦国BASARA4皇』の「佐和山城・丁半防守」のみである。
関連イラスト
関連タグ
戦国BASARAシリーズ 戦国BASARAコンビ・トリオ・カルテットタグ一覧
烏城(表記ゆれ)