正義の味方
せいぎのみかた
「月光仮面」の主題歌において初めて登場した言葉。
正義の味方とは
起源
ヒーロー番組「月光仮面」のOPテーマで初めて使われた言葉。
この言葉には原作者の川内康範の正義の思想が込められている。
自らを正義の代弁者とするのではなく、あくまでも社会正義に味方する者なのだという、一歩引いた献身的な姿勢を表している。
「月光仮面」の名も、月光菩薩から取られたものであり、これには正義そのものの如来ではなく、その傍らに立つ菩薩にすぎないという意味が込められている。
概要
一般に、世間の平和を脅かす等の悪いことをする個人または集団を懲らしめ、泰平を維持しようとする個人または集団のこと。
戦う際に日常生活を送る時とは違う姿に変身する場合が多く、その場合は自身の正体を隠している。
変身することで身体能力が上がる、空を飛べる、特殊な武器やアイテムを使えるといった様々なアビリティを獲得する。
変身はしないものの、人一倍正義感の強い主人公が懲悪のために活動をする場合も、この呼び方をされることがある。
上述のように、正義の味方とは「正義の代弁者ではない」という意味合いで考えられた言葉なのだが、世間一般では「正義の代弁者が、ボクらの味方になってくれるんだ」的な意味合いに誤解されてしまっているのが現実である。独善的な振る舞いをする人への皮肉で「正義の味方」と呼ばれることさえあり、言葉の起源からすると全く逆の意味合いになってしまっている。
関連タグ
親愛なる隣人:アメリカ版。正義の味方の本来の意味に合致するもの