概要
薬師仏の左脇に持する薬師三尊を構成している菩薩で、月光王(がっこうおう)、月光遍照(がっこうへんじょう)、聖月光(しょうがっこう)などとも呼ばれる。
薬師仏の左脇に持する薬師三尊を構成している菩薩であり、上げた方の手の親指と人差し指で輪を作り、さらに宝冠と持物に月を表す標幟が施される形で表現される事が多い。
また日光菩薩とは対照的な姿で現され、単独で造像されることはまずない。
薬師如来の病を治す力を補佐する役目を担う月光を象徴する菩薩で、日光菩薩と共に薬師如来の教説を守る役割を果たし、その光明で病苦の除くといわれている。