概要
不妊により、自然妊娠では子供を授かることが難しいと思われるものに対して行われる。
まず検査をし、夫婦どちらにどのような原因があるかを調べて方針を決める。
最初は「タイミング療法」と呼ばれる「排卵時期に合わせた性交を指導する」という、自然妊娠に近いレベルも行われる。
医師の方針や体の状態により、タイミング療法でも難しいとなれば排卵誘発剤を使ったり、体外受精を行ったりする。
高度になればなるほど金額も高くなるため、経済的負担も大きくなる。
夫婦どちらに原因があっても、治療の肉体的負担は妻の側が大きくなる。
これらのことから「いつまで治療を続けるのか」というのも当事者にとって大きな課題である。
そして何度やっても成功しないことで精神的に追い詰められて夫婦が険悪になってしまったり、自然妊娠できる他人に八つ当たりをしてしまったりといったトラブルを起こしてしまう者もいる。
こうしたことから、不妊治療を扱う病院ではカウンセラーを置くところもある。