トビエイ
とびえい
トビエイ科に属するエイの総称、あるいはその中の一種。(画像はトビエイ科のマダラトビエイ)
概要
トビエイ目トビエイ科に属するエイの総称、あるいはその中の一種。
近縁種にマダラトビエイ、ナルトビエイ、ウシバナトビエイ等がおり、トビエイ本種はこれらより小さく、尾棘(びきょく)の有無、背びれの位置、頭の形等で区別される。
トビエイ目にはアカエイやイトマキエイ等が含まれ、このトビエイ目の多くには毒の棘がある。
生息地域は南日本を中心とした日本各地、東シナ海など。
回遊性で繁殖期になると群れで行動、その際に雄が海面からジャンプしてメスにアピールし、メスがそれに応じる形でジャンプし、つがいができると群れから離れるという。
なお。トビエイという名前はジャンプするから…ではなく、嘴に似た形の鼻先や翼のような胸びれと、形が鳥の鳶を連想させるかららしい。
人間との関係
食べられるが漁業価値はほとんどない。貝類を好んで食べるため、アサリの養殖に打撃を与えることもある。
基本的に憶病な性格で自分から人間には近づかないが、慣れると水族館ではダイバーが餌をくれるということを認識でき、餌やりショーが行われることもある。