概要
背景まで作りこまれたドット絵やフルボイスで良く動くキャラクターなどフリーゲームとは思えないクオリティに注目され、
公開されて間もない頃からゲーム系ニュースサイトなどで取り上げられ話題になり、雑誌にも掲載された。
また、制作者のスゲノ氏は元カプコン社員である為、このゲームの出来がいいのもうなずける話。
とはいえ、これだけのゲームを三年半もの時間をかけてほぼ一人で制作したというのだから驚きである。
また、非公式ながら有志によるネット対戦ツールも開発されている。
詳しくは各自検索。もしくは関連リンクのWikiを参照されたし。
現在の最新バージョンは現在の最新バージョンはver 1.08。
更新は現在でも行われており、今後、
- バージョンアップ版になる「ヴァンガードプリンセス“プライム”(仮)」をリリース
- 新キャラ「リカコ先輩」の追加
が予定されている。
このゲームの特徴
ボタンは弱、中、強、サポート(以下「S」)の4ボタン形式。
概要で触れたとおり、フリーゲームとは思えないグラフィックも特徴の一つだが、それ以外にも特徴的な面がいくつか存在する。
一部キャラを除き通常技→通常技、通常技→必殺技の連携が存在しない
このゲームの大きな特徴の一つ。これにより昨今では珍しい立ち回り重視のゲームとなっている。
また、この理由から操作キャラのみではコンボをつなぐのがとても難しくなっているが、時間経過でたまっていくゲージを消費することでサポートキャラによる「サポート攻撃」を使用することが出来る。
プレイヤーキャラのサポートを行う「サポートキャラ」の存在
プレイヤーはキャラクター選択画面で操作キャラとともに4人(+1人)のサポートキャラのうち一人を選択することになる。選択したサポートキャラは、対戦中操作キャラの近くに自動で移動する。
そのままではただの動く背景だが、十字キー+Sの組み合わせとゲージに消費により弱、中、強、超の4種類を使用でき、それぞれ威力や発生、攻撃範囲が違う。
これを利用し、操作キャラの攻撃の合間にサポートを入力し連携をつないだり、相手の起き攻めに対してサポートで切り返したりなど、他のゲームにはないテクニックが要求される。
ただし、サポートキャラが現在いる位置で発動するため、操作キャラとサポートキャラの位置が離れていると思い通りに機能しないことがある。
リフレクトガードとプロクシガード
リフレクトガードというのは弱+中で発生するいわゆるブロッキングやシールドに該当するシステムである。
しかし、前述の通り連携が難しく一撃を当てることが重要なこのゲームでは相対的にこのシステムの重要度も高くなっていることになる。
プロクシガードとはガード方向+Sで使用できる特殊行動で、相手の飛び道具属性の攻撃(サポートも飛び道具属性)をサポートキャラが代わりにガードしてくれるというもの。
プロクシに成功すると相手の攻撃が持続中でも当たり判定が消失し、自由に行動できるようになる。対戦に慣れれば慣れるほどサポート攻撃の比重が高くなるこのゲームでは、それに比例して重要なシステムとなる。