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1988年、ガイナックスにより全6話のOVAとして製作されたSFロボットアニメである。

概要

ビデオ1巻につき2話収録。のちに『新世紀エヴァンゲリオン』を手がける庵野秀明が初監督を務めた。そもそも本作品はガイナックス第1回製作アニメ『王立宇宙軍~オネアミスの翼』の興行不振により生まれた借金を返済する為に作られた。地味な作風がアニメファンへ受けが悪かった『王立~』の反省を踏まえ、この作品では、キャラクターデザインに美樹本晴彦を起用、アニメ『エースをねらえ!』や映画『トップガン』を始めとする往年の作品のパロディやオマージュを盛り込むなど、ファンの受けを意識した作風となった。

人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は宇宙生物群による激しい攻撃を受けていた。その脅威に打ち勝つため、人類はマシーン兵器の後継機であるバスターマシン「ガンバスター」を製造。

その搭乗員に選ばれたトップ部隊隊員の一人であるタカヤ・ノリコの双肩に人類の未来がかかる。

主な登場人物

タカヤ・ノリコ(CV:日高のり子

沖縄女子宇宙高校生徒。身体能力は非常に高く、グラウンドを50周走破するほどの、ずば抜けたスタミナの持ち主だが、マシーン兵器の操縦はてんで駄目で、学内では「全滅娘」という不名誉な称号で呼ばれている、所謂、「落ちこぼれ」だった。未熟ではあったが持ち前の努力を惜しまぬ心と人並外れた根性をオオタコーチに見出され、猛特訓を続けるうちに、徐々にその力をつけていく。

アマノ・カズミ(CV:佐久間レイ

沖女生徒。才色兼備の優等生だがそれは日々の鍛錬に裏付けられたものである。ノリコを始め、彼女を慕う女生徒からは「お姉様」と呼ばれる。ノリコの力を疑問視していたが、次第にパートナーとして認めていく。落ち着いた性格の一方で精神的にもろい部分がある。太陽系絶対防衛戦の後にコウイチロウと結婚し沖女のコーチになったが、最終決戦に志願し、銀河中心殴り込み艦隊に合流した。

ユング・フロイト(CV:川村万梨阿

宇宙に上がったノリコ達が出会ったソ連(作品発表当時はまだ崩壊していなかった)からの候補生。タツミからは「天才」と呼ばれている。負けず嫌いで感情の起伏が激しく、ノリコ達に烈しいライバル心を抱いていたがやがて親友になる。「キツネ顔」とされ、バストが大きく重力が苦手。銀河系中心部では当初バスターマシン2号に搭乗していたが、最終決戦でカズミに譲り自分はシズラーに搭乗する。

オオタ・コウイチロウ(コーチ)(CV:若本規夫

沖女の講師にしてガンバスター開発者。元はノリコの父親の部下で、ルクシオン艦隊の数少ない生き残りの一人である。ノリコの才能に注目し過酷なまでの試練を課す。一見冷徹に思えるがその心は「炎」のように熱い。実は不治の病・宇宙放射線病を抱えている。

タシロ・タツミ(CV:大木民夫)

ヱクセリヲン、ヱルトリウムの艦長。「なんてこったぁ!」が口癖。

登場メカ

RX-7

ストーリー開始時点での主力マシーン兵器。だが、サイズ差もあって圧倒的に性能面で劣っており、宇宙怪獣の下っ端である兵隊にも中々勝つのは難しい。個々のパイロットによってカラーリングは様々。

ガンバスター

宇宙怪獣に対抗するために作成されたマシーン兵器、バスターマシン一号と二号が合体することで完成する機体。全長200mと、アニメ界では超銀河グレンラガンが登場するまで「主役ロボット」のうちでは圧倒的な大きさを誇っていた。(「主役ロボット」でなければマクロス級が既にあった)

ヱクセリヲン

シズラー

ガンバスターの量産型で、RX-7に代わる人類側の主力機。

搭載された縮退炉は一つ。

ヱルトリウム

銀河中心殴りこみ艦隊の旗艦。

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