二ノ宮リョウ
にのみやりょう
概要
地球側の主人公その2。 竹本タケルと西野マリ達と同じ明時高等学校に通う高校二年生。 両親は事故で亡くなってしまったため、現在は妹と二人で生活している。
容姿端麗で落ち着きのある性格で、クラスの紅林浴香や漆島桜子女子達から「リョウ様」という愛称で慕われている。
物語序盤では、タケルと共に水泳部のプール掃除の手伝いをするのだが その際に浴香と桜子から『タケル君といつもつるんでいるのが不思議』と問われた時に『そりゃあ、俺 タケルのこと好きだから』(変な意味ではない) その後に『もちろん、浴香と桜子もね』と付け加えた。 そこから『水泳部の皆も、サッカー部の皆も、クラスの皆も、この間咲いたアサガオも、干した布団の匂いも、近所のタマも、二日置いたカレーも、妹の紀美も・・・』と連ねて言った。(タケル曰く『リョウの好きには、見境がない』とのこと)
夕方、タケルの下宿先で語らう。 その際に彼が『俺の周りの女は・・・口うるさいやつばっかりだ』とボヤいた時に『じゃあ、<タケルの理想の女の子>ってどんな子なの?』と問うと
『そうだなぁ、桜子よりも髪はサラっとしていて・・・浴香よりもスタイルよくって・・・マリみたいにうるさくなくて・・・』と挙げられたポイントを上手く抑えてスケッチブックに描き起こす。
その後、タケルと旧道にて謎の光と遭遇する。 光は空中で二つに分かれ、片方は付近の森に落下した。
正体を確かめるべくタケルと共に森に入ると、光の中から不思議な少女<ヒカリ>と彼女を狙う謎の巨大生物を目の当たりにする。 彼女を助けるべく、タケルがバイク便で使用しているバイクで体当たりを仕掛け一時的に撃退しヒカリを連れて森を抜ける。(詳細はヒカリを参照されたし
明くる日、ヒカリについての西野家会議に出席。タケルが西野一家とクラスメート達に説明していることを素直にそのまま『俺達、嘘は言っていません』と一言だけ発言。 晩御飯の前に、ヒカリが「タケルと会ったことで変化したこと」を尋ねたり 『タケルのことが好きなんだね』と話が弾むが 夜になるとヒカリの服を完成させようとする一行達に帰宅を告げた。その次の日、ヒカリが突然いなくなったためタケル達と捜索する、何とかその日のうちに無事に発見し事なきを得た。
そして、梅雨のある日 湖で不思議な少女と出会う。 その少女が気になって毎日会いに行くのだが、ある日彼女に『いつまでも、この森にいてはいけない』と言い放つ その理由を問われると『君はまだ見て欲しい世界がたくさんある、会って欲しい人達もいる』と「森で生活していけるのなら、その方がいいのは解っているけれど・・・」と内に秘めていた思いを込めて言う。 そして、少女が気にしていた『その「白く輝くアカリ」は、君自身のことだと思うんだ』と告げるとアカリの相棒のクオンを救出にするが、アカリが風邪をひいてしまったため二ノ宮家に連れて行き、事情を妹の紀美に説明したが一緒に住むことについては『よし』とは言ってくれなかったが、アカリと【これからの人生】について二ノ宮家で会議を行うと無事に住むことになった(詳細はアカリを参照されたし)
物語中盤、夏期休校期間中では「ヒカリとアカリを色んなところに連れて行こう!」という企画で山へキャンプヘ向かう。 スケッチを行いながらキャンプを楽しみ、食事では二ノ宮一家と「微笑ましくも美しい光景」を生み出し、肝試しでは吸血鬼のコスプレをした。(が、トラブルによりお披露目されなかった。)
海水浴では、一丁の海の家の手伝いをするが突如現れた龍型の巨大生物と戦闘を繰り広げるタケル達を静かに見守る。 タケルが巨大生物にとどめを刺そうとした瞬間、衝撃波を巻き起こし対象を気絶させる能力を披露した。
夏祭りでは、タケルに『人の気持ちは、溶けかかったアイスのように突然動きだしてしまうもの』とアドバイスしヒカリとの間が進展したことを間接的に見抜いている。
後日、タケルが購入したバイクの修理を手伝っている礼を受けると『俺達、親友だろ?それに・・・俺達<捨てられっこ同士>!』と答える。 そして、タケルから『不思議な能力(チカラ)があるのか?』と尋ねられると『能力(チカラ)? あるよ、俺にも』と素直に回答し その能力を明かす それは『食玩がダブらずコンプリート』 『棒アイスで当たりが連発』(その日、仲良く三人で寝込んだ)『じゃんけんも連勝で無敗する』など
物語終盤では、殲滅者として覚醒したヒカリを阻止するべく立ち向かおうとするアカリを彼女から授かった能力で止め、更に忌まわしき過去(詳細は竹本タケルの項目を参照されたし)に苦悩するタケルを助けるために能力を使う。 自身の両親の真実を打ち明けた。
『紀美には、二人とも事故で死んだって伝えてあるんだ。 俺達を捨てたなんて聞いたら、紀美が寂しがってしまうから・・・』と打ち明ける。
そして、ヒカリとの関係を解決へ導くためタケルを支える
『ヒカリはお前から逃げることはできない。 だって、ヒカリはお前の心から生まれたのだから』と 更に『タケルに捨てられたら、ヒカリはどうなる? タケルなら解るだろう!?』
<自分の親が、自身を置いて何処かへ去ってしまった>恐怖を今度は「大好きな人」に味あわせてしまうことを教え 彼をヒカリと向き合う決意の火を灯し、復活させた。
事件の後、紀美に真実を伝える
『紀美は、父さんや母さんに会いたい?』
『え?何で? だって、二人とも死んじゃったって・・・』
『それは、嘘。 二人ともどこかで生きているんだ・・・』
『・・何で! 何で、そんな大事な事を言ってくれなかったのよ!! そんなの・・・会いたいに決まってるじゃん!!』
『そのことは、アカリにも怒られたよ・・・本当、ダメな兄貴だなぁ俺は・・・』
その後は、残された夏期休校期間を使って紀美と二人で両親を探す旅に出る
コミック版では
ポジションは変わらないが、タケルの親友としてのベクトルともう一人の主人公としてのポジションが強く出ている。 ※アニメ版といくつか異なっている。
- スケッチを見せる相手がタケルだけではなく、浴香と桜子も一緒。 (描き起こしたスケッチも髪を下したヒカリではなく、髪を結ってある制服姿のヒカリ)
- ヒカリと出会った時に、タケルに『スズメかツバメに改名する? 名付け親はタケルなんだから』と提案する場面が加わる。 巨大生物にバイクをぶつけるシーンはカットされ、タケルに『ヒカリを送ってあげて』と気遣い旧道で降りるシーンに変更されている。
- タケルが怪獣と戦い、左腕が剣に変わったことを語るが それを『俺は信じるよ』と素直に受け入れた。
- 西野家にて行われた会議で、ヒカリの心境の結論を語る役を西野澄恵に渡している。
- アカリと出会うのも比較的早い段階で、二ノ宮家に引き入れる展開も異なる
- アカリが二ノ宮家で住むか否かの会議は、二ノ宮家内で行われ解決した。(アニメ版ではアカリの風邪が完治した後、西野家のタケルの部屋で会議を行ってから)
- ジェニファーに盗聴用のマイクを仕込まれていた時に『そこは、ツッコんでよ』と言われるも『ツッコミを入れるのは、紀美の役なんで』とあくまでも自分はボケ担当であることを告げている場面がある。
- タケルがED覚醒体の意識に取り込まれかけているのをアカリから貰った能力を使って命がけで救出する場面があり、更に彼にED覚醒体の能力の正体を打ち明ける。
- ヒカリの世界を天秤にかけて苦悩するタケルに『たとえ世界中の人が敵になっても、俺はタケルの味方だから』と支えた。