デュエリスト・モルディカイ
いざじんじょうに
「いざ、尋常に・・・」
カードスペック
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ネクロマンサー |
レアリティ | ゴールドレア |
コスト | 8 |
進化前 | 攻撃力:5 体力:5 |
能力 | ラストワード デュエリスト・モルディカイ1体を出す。 |
進化後 | 攻撃力:7 体力:7 |
能力 | ラストワード デュエリスト・モルディカイ(進化前)1体を出す。 |
CV | 保村真 |
収録セット | スタンダードカードパック 冥炎咆哮 |
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
概要
デュエリスト・モルディカイとはスマートフォン向けTCG「Shadowverse」に登場するカードの1つである。
第一弾「スタンダードカードパック」より登場のネクロマンサーのフォロワー。
CVは保村真氏が担当。
外見
鎧に身を固めた骸骨の剣士。進化させると赤熱したように輝く剣との2刀流になる。
リーダースキン化
8月のアップデートにてネクロマンサーのリーダースキンとして使用できることが判明し、同月15日に実装された。
カードの時と比べると物腰がやや柔らかくなっており紳士と言われることもある。
ゲーム内通貨の「ルピ」や、課金アイテムの「クリスタル」で購入が可能。
ゲーム内対戦において
5/5とコストに対してやや低めなステータスを持ち、コストも8と高く疾走も持っていないので動作が遅い。
これだけ見るとイマイチなカードである。
・・・以下の効果さえなければ。
「進化前:ラストワード デュエリスト・モルディカイ1体を出す。」
「進化後:ラストワード デュエリスト・モルディカイ(進化前)1体を出す。」
ラストワードとはシャドウバース内の効果発動条件の1つで、自身が破壊された際に発動する所謂PIG能力のことを指す・・・おわかりいただけただろうか?
つまりはこいつ通常の破壊では何度殺しても蘇る(実際には同じモンスターを召喚するという処理であるため墓地は増える)ため、キリがないのである。
そして、蘇っているように見えても「破壊された」という処理はしっかりと発生しているため、スペル「死者の帰還」でのリアニメイトも可能。
さらに、「自分の他のフォロワー1体か相手のフォロワー1体を破壊して、それと同名のフォロワーを場に出す」という効果を持つ「ウルズ」と組み合わせると……
なんと増える。いや、そのりくつはおかしい。
見た目はシュールだが、除去困難な大型フォロワーが二体も出現する強力なコンボである。
他にもネクロマンサーには自陣のフォロワーを破壊して効果を発揮するカードが多く、それらとのコンボも強力。
第二弾「ダークネス・エボルヴ」では、「進化時 このバトル中に破壊された、コスト最大の自分のフォロワーと同名のフォロワー1体を場に出す」という効果を持つ「ケリドウェン」が登場し、増殖の手段が増えた。
さらに第三弾「バハムート降臨」で登場した「それぞれコストの異なるフォロワー(ネフティスを除く)をランダムに1枚ずつ、自分のデッキから場が上限枚数になるまで出す。この能力で出たフォロワーすべてを破壊する。」という効果を持つ「ネフティス」によってデッキから直接場に出る事も増えた。こちらは「ネフティスネクロ」と呼ばれる専用構築になっている。
欠点は消滅や変身などの破壊以外の除去に弱い点とコストが重く速効性がない点。
また、コストの重さゆえにバウンス(手札に戻)されると再プレイが面倒でもある。
特に消滅に関しては、第二弾「ダークネス・エボルヴ」収録のフォロワーまたはアミュレットを無条件で消滅させる「オーディン」などの追加によって以前よりは厳しい立場にある。
膠着状態から一気に優勢に固める・若干優勢を一気に傾かせるといったようなあと一歩を押し切るために使う分には強いが、劣勢状態から盤面をひっくり返すタイプのカードではない。
とはいえ、他のクラスにはないユニークな能力を持ち、対処の難しさからフィニッシャーとしての性能は随一。
第三弾において「冥守の戦士・カムラ」の登場でターンを凌ぐ手段が増えたことや、「怪犬の墓守」によって消滅を破壊に上書きする手段を得たこと、同弾の看板ともいえる「バハムート」に滅法強いことも追い風となる。
しかし、第四弾「神々の騒嵐」において、お得意先であったドラゴンにエンハンス10で相手の場のカードを全て消滅させるスペル「ライトニングブラスト」が追加。
他のパワーカードの追加もあり超強化されたドラゴンは大流行、今までのように出せば勝ちというわけにはいかなくなってしまった。
それだけでなく、同じネクロマンサーにもフィニッシャーとしてより強力な「魔将軍・ヘクター」が登場。再び瀬戸際に立たされる事となる。
その一方で、「自分のターン終了時、「自分のPP最大値」より低いコストのネクロマンサー・フォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから場に出し、そのフォロワーを破壊する」効果を持つアミュレット「死神の手帳」によって、「ネフティス」以外にもコストを踏み倒す手段を手に入れた。
そして2017年5月、モルディカイだけでなくさまざまなコントロールデッキに強いことが危険視され、ライトニングブラストが運営によって弱体化(ナーフ)され採用率が減退。これによりモルディカイは再び環境入りすることとなった。同時期にキーカードの一つである「骨の貴公子」が、第五弾「ワンダーランド・ドリームズ」が実装以降である同年8月にはついにヘクター自身がナーフされたものの、未だ環境トップを守るヘクターネクロにどこまで追随出来るか、モルディカイの戦いは続く。
「勝負はここからだ・・・!」
元ネタ
Shadowverse内のカードはいくつか同社の「神撃のバハムート」から絵などを流用しているが、これもその一つで、あちらでは「スケルトンデュエリスト」という名前になっている。
実はこの何度も復活する能力も、神撃のバハムートのストーリーが元ネタとなっている。
進化前、進化後のイラストも第1段階目と第4段階目のイラストを使用している。
→スケルトンデュエリスト (SSレア) - 神撃のバハムートwiki
背景ストーリー
遠い昔、姫の心を巡り二人の騎士が決闘の約束をした。
しかし、突然の戦火が二人の約束を引き裂いてしまった。
一人の男は姫を連れて逃げ、もう一人の男は二人を守るため敵軍の前に立った。
容赦ない敵刃の前に男は倒れた。
時が過ぎ、気まぐれな悪魔が雨垂れと共に倒れた男に魔力を注ぎこんだ。
男は起き上がり、決闘の相手を求めた。
その身を地獄の魔炎に焼かれながら、男は永遠に決闘の相手を探し続ける。
遠き日の決着を付けるために。
グランブルーファンタジーにおける概要
同じくCygamesが展開しているグランブルーファンタジーとシャドウバースのコラボイベントにてボスとして登場。
イベントストーリーでは本編ではなかったルナとの会話があり、彼女から「モルちゃん」という渾名をつけられる。既に死んでいることからルナに「お友達」と認定されつつ、言葉のドッジボールを繰り広げる。
また、生前の彼を表す回想シーンも用意されるという厚遇を受けた。
主人公のことを長らく求めてきた「決闘の相手」と思い込み、勝負を仕掛けてくる。
チャレンジクエストは何度倒しても復活するシャドウバースでの性質を体現した仕様となっており、アリサとルナのチェインバースト以外ではトドメを刺せず、永遠に戦い続けることになる。
関連イラスト
使い手であるルナと共に描かれたイラストも多い。