1.ミネルウァ(ローマ神話)の俗ラテン語・教会ラテン語風発音。知恵と工芸の女神。
2.『邪眼は月輪に飛ぶ』の登場キャラクター。
第2項 概要
『邪眼は月輪に飛ぶ』の唯一にして最大の敵。
外見は、翼長150センチメートルに満たないシロフクロウ。
血のような何かが常に流れ出ている大きい黄色い目が特徴である。
稼動範囲が大きくすばやく動く首、可視範囲の広い眼などフクロウの特性を多く備える。
しかし昼でも活動し、その飛行時の瞬間速度は340キロメートル毎時に達する(これは鳥類でも最速にあたるハヤブサの落下速度に匹敵する)など、その生態は一般的なフクロウのそれから大きく逸脱している。
ミネルヴァの「邪眼」に目を付けたアメリカがテロの頻発する中東で放とうと移送中に逃亡した。
邪眼
ミネルヴァが持つ最も脅威な能力。「視界に入った生物を即死させる」というもの。
邪眼を受けたものは体中の穴から血が吹き出て死亡する。
それはテレビを介しても効果を発揮し、ミネルヴァがテレビで中継されたため、一瞬で全国に400万人以上の死者を出した。
原理は不明だが輪の説明によれば、ミネルヴァに見られた生物は目から「呪毒」という「目に見えないなにか」が浸入し死に至るのだという。
「圓市」と呼ばれる祈祷師が「荒神祓い」を行えば呪毒を散らすことができ、浸入を一瞬食い止めることができるとされる。
13年前主人公・鵜平の妻・智恵子が命を賭して荒神祓いを行い、鵜平にミネルヴァを狙撃させる僅かなチャンスを与えた。
鵜平はそのときミネルヴァの翼を撃ち深手を負わせたが、智恵子は邪眼を受けて死亡した。