ストーリー
遥かなる昔、イルージャ島を中心にファディール全土を襲い多くの人命を失った大災厄、その災厄を救ったのが一組の少年少女と一振りの剣だった。時は流れ、今――聖なる剣と聖なる樹が伝説となり世界は徐々に再興の道を歩み始めていた。
これは聖なる樹に守られた子供達と大いなるマナに一度だけ戦いを挑んだ聖なる剣の物語である。
概要
聖剣伝説シリーズの外伝に当たり、聖剣伝説4と同じ世界「イルージャ」が舞台(本作は4の10年後が舞台だが、4の登場人物、関係者は登場せず、地名のみが共通していて、4の知識がなくてもプレイできる)。主人公は4人の中から選べ、最大4人でのマルチプレイが可能。
ゲームが簡単すぎる事から、ファンの間で「連打ゲー」と揶揄されることもあるが、本作にしかない斬新なシステムも沢山登場している。「村からダンジョンへひとっ飛びで旅をしている気分にならない」「主人公4人のうち、誰を選んでもシナリオが変わらない」と言われることもあるが、どれもリメイクしたら直りそうな点ばかりである。
また、本作の300年後の舞台の物語として、漫画の「聖剣伝説 PRINCESS of MANA」が描かれている。ティスの子孫の双子の巫女・エマ&ニコ、フリックの子孫・巫女を護衛するイアンが登場するが、伝承の中の人物というオチであった(余談で、COMも同じ終わり方である)。
主なシステム
- 舞台の村から、フラミーを使ってダンジョンへ飛び、ダンジョンの構造はランダムシャッフルで決まる。ダンジョンの中にある「光のしずく」を「光の泉」でかざすことによって次の階層に進んでいく。
- 「ジェム」と呼ばれる宝石のようなものを「マナフレーム」という枠にはめ込むことで能力を上昇させたり、アイテムなどのドロップ率を上げたりできる。
- 8体いる精霊の中から一体の精霊を連れていけ、精霊によって魔法の属性、効果、範囲が変化する。使える魔法は二種類である。
登場人物
主人公
- フリック…緑の国ウェンデル出身の15歳の少年。メインの主人公。
- ポップ…砂の国ジャド出身で9歳の男の子。
- ワンダラー…正式名称はワンダラー・ニキータ。年齢不詳の獣人キャラ。出身は緑の国ウェンデル。
- タンブル…水の国トップル生まれの16歳の少女。
NPC
- ティス…氷の国ロリマー出身の16歳の少女。大樹の巫女。