闇を断ち いざ咲き誇らん 剣の華 ───
戦乱と刀の時代は終息し、新たに銘治の夜が明けた。
無敵の剣士とともに歴史を作った 名剣の乙女「巫剣」たちも
世を捨てそれぞれに生きる道を歩き出す。
"百華の誓い"を胸に抱き……。
しかし、関ヶ原より三百年現世をかき乱さんとする災いの影があった。
平和に慣れた文明の街に抗う術はない。
闇を断ち、来るべき地に集結するは、戦場に咲く剣の華、天下轟く巫剣たち。
(公式サイトより)
概要
刀剣をモデルとした少女「巫剣(みつるぎ)」たちが、架空の時代「銘治(めいじ)」を生き抜く様を描く日本のメディアミックス作品群。
電撃G's magazine、電撃ホビーウェブによるオリジナル企画、及びプロジェクト。
設定制作はセブンデイズウォー。
ストーリー
長く続いた戦乱の時代が終わり、廃刀令が公布された銘治時代。
剣士とともに歴史を裏で支えた巫剣たちも、自らを武器として使用することを禁じた「百華の誓い」を胸に抱きそれぞれの道を歩みだした。
しかし関ヶ原の合戦からおよそ三百年後、亡霊や巫剣による原因不明の災いが発生し始める。政府直轄組織「御華見衆」は、災いの鎮圧と巫剣の保護をすべく立ち上がる。
登場キャラクター
『天華百剣 -発-』
小次郎
三二年式軍刀甲
小烏丸
小太郎
数珠丸恒次
※『天華百剣 -斬-』の項目は別途記載する。
世界観
巫剣(みつるぎ)
特別な製法で作られた少女の姿を持つ刀剣。
それら剣であり少女でもある存在を、巫剣と呼ぶ。
巫剣は世の剣聖を超える程の剣の使い手であり、特異な力を持つ。
主となる人間「巫剣使い」と契約を結ばなければ真の力を発揮することはできない。
不老であること以外は基本的に人間と変わらないため、人間に紛れて生活している者も多い。
巫剣使い(みつるぎつかい)
巫剣と「鞘入」という契約の儀式を行うことで、巫剣たち本来の力を引き出すことができる存在。
契約した巫剣は巫剣使いを主として付き従う。
力の引き出し方は千差万別で、生まれつき巫剣のことを感じとれる者は、巫剣使いとして大成しやすい。
巫剣は巫剣使いの影響を受けやすい。
御華見衆(おはなみしゅう)
凶禍に対抗するために巫剣と巫剣使いを中心に組織された特殊機関。
禍憑から街を守る一方で、各地に存在する巫剣たちの保護も行っている。
表向きは店などの経営をしながら、そこを活動の拠点としており、その拠点は全国各地に存在することが確認されている。
天下五剣(てんがごけん)
童子切安綱・三日月宗近・鬼丸国綱・大典太光世・数珠丸恒次らの巫剣をまとめて、天下五剣と呼ぶ。
それぞれが巫剣の中でも邪悪な存在に対しての力が強いため、怪異に対する御華見衆の切り札的な存在だ。
全員がそろって活動することはほとんどなく、各々自由に活動しているが、急事においては司令部に招集される。
巫魂(みたま)
巫剣の持つ特別な力を指す。
巫剣はこの力を使い、炎を発生させるなどの超常現象を引き起こしたり、凶禍に起因する邪な存在を祓うことができる。
巫剣の鎧などはこの巫魂により顕現しているものであり、巫剣自体の身体も巫魂で構成されていると言われている。
禍憑(まがつき)
凶禍の力により生まれた邪な存在の総称。
全国各地に現れ、混乱や騒動を引き起こしていた。
戦場跡に棲みつく亡霊や鬼・鵺などといった逸話を残す怪物も禍憑に含まれる。
ほとんどの禍憑に強い意思はないが、稀に強い自我を持った強力な禍憑が発生する。
凶禍(きょうか)
遥か古来より存在する悪しき魂の根幹。
悪意や恨みといった負の力を自在に操り、そういった感情を抱いた者にも強い影響を与える。
またその影響により、人間に危害を加える異形の存在〈禍憑〉が生み出され、人の世を混迷に導く。
禍魂(まがたま)
凶禍の持つ闇の力の象徴。
凶禍は禍魂を与えることで禍憑を生み出している。
禍憑は禍魂の力によって超常的な能力を発揮していると言われている。
錆憑(さびつき)
負の感情に囚われた巫剣が凶禍の力に惹かれた際に陥る状態。
正常な意識を保てず、己の破壊衝動や欲望に忠実に動くなど、手がつけられない状態となる。
錆憑となった巫剣は特殊な方法によって祓わなければ、力を使い果たし消滅に至ってしまう。
銘治政府(めいじせいふ)
刀の時代が終わり、近代化していく世を導く統治機構。
凶禍に対抗する手段を持たず、御華見衆にそれを一任。
その活動を支援する一方で、自分たちを脅かす存在である巫剣を管理下に置くために利用している。
観察方(かんさつがた)
政府から丙子椒林剣が直々に任されている諜報機関。
巫剣に関わる情報を集めたり、各地の巫剣の生活を監視している。
独立した司令系統であり、観察方には司令である七星剣といえど、直接干渉することはできない。
スマホアプリ『天華百剣 -斬-』
2015年より「電撃G’sマガジン」(発行:KADOKAWA)で開始された、イラストノベル・コミックなどが展開されている刀剣美少女企画「天華百剣」を元に開発されたスマートフォン向け美少女剣撃アクションRPG。
プレイヤーは新たに赴任した「隊長」となって「巫剣(みつるぎ)」と呼ばれる刀剣をモチーフにしたキャラクターたちを操作し、斬撃や奥義などを活用しながら「禍憑(まがつき)」と呼ばれる異形の敵を撃破していく。
ストーリー
遥か昔より存在し、人の世に混沌をもたらす<凶禍>
悪しき<凶禍>を封じるため
少女の姿をした特別な刀、<巫剣>は
長きに渡り、歴史の陰で戦い続けてきた
―そして、時は「銘治」
近代化により変わりゆく人と街
その裏で、<凶禍>との戦いが再び始まろうとしていた
登場キャラクター
城和泉正宗
桑名江
牛王吉光
小烏丸
七香/八宵
丙子椒林剣
七星剣
動画
予告ムービー
本告ムービー_配信前ver
オープニングムービー
メディアミックス
電撃G'sマガジンにて「巫剣華絵巻」が連載中(公式サイトにて一部閲覧可能)
電撃G’sコミックにてコミック版「天華百剣-発-」が連載中
同雑誌別冊付録にて小説「天華百剣-煌-」「天華百剣-乱-」が連載中
公式ツイッターにて4コマ漫画が配信中(公式サイトにて閲覧可能)
電撃G'sマガジン.comにてスピンオフ漫画「はぴどじ!~桑名江がんばる~」が配信中
スマートフォン向け美少女剣劇アクションRPG「天華百剣-斬-」が2017年4月20日配信中