小西寛一
こにしかんいち
CV:川田紳司
人物像
遠月学園高等部二年。丼物研究会、略して丼研の主将であり、通称「丼研の首領(ドン)」。
名前の由来はおそらくドン小西(「丼」と「ドン」をかけたと思われる)。
大きなリーゼントがトレードマークの男子生徒だが、その見た目やあだ名の割に小心者。人望もあまりないようで、薙切えりなの刺客である水戸郁魅と丼研の存続を賭けて食戟を行うことになった途端、部員全員に退部されてしまっている。しかしながら、丼料理への情熱は本物で、そのレシピの数々は幸平創真が一目置くほど。
えりなが丼研を潰そうとしている上に部員にも逃げられて途方に暮れていたところ、たまたま丼研の見学にやってきた創真が代わりに郁魅と食戟を行い、勝利したことで廃部を免れた。
食戟の翌日、丼研に入部することになった郁魅を次期丼研の首領に指名するが、創真が丼研に入らないことを知って激怒した郁魅にボコボコにされた。
その後は何だかんだで郁魅とはうまくやっているようで、秋の選抜で彼女の応援をしている姿はまるで娘の運動会にやって来た父親のようであった。
学園祭が開かれる頃には郁魅を慕う後輩たちがこぞって丼研に入部しており、廃部寸前だった半年前が嘘のような大所帯となっている。そして小西は丼研の危機を救ってくれた創真(と田所)をちゃっかり丼研の名誉部員にしている。
似たような人物
作中には彼のように「強い相手に自力では対抗できず、創真ら他人の手を借りて再起する」ヘタレ性質を持つ人物が何人か登場するが、うち2人は担当声優が同じという共通点を持つ。
- 富田友哉(創真の実家「食事処ゆきひら」の近くに有るすみれ通り商店街の商店会長、弁当屋の2代目店主)
- 三田村衛(創真と新戸緋沙子の最初の研修先「洋食の三田村」の3代目オーナーシェフ)
ただし、小西は曲がりなりにも丼研の首領であり、いつ退学になってもおかしくない遠月学園で無事2年に進級(2年生に進級した生徒は812名中76名。因みに創真の代は少なくとも高校入学時点で920名以上)しており、更に秋の選抜後の月饗祭の時期まで在学している様子が確認できるので、意外と侮れない実力を秘めているのかもしれない。