概要
オシュトルとネコネの母で、エンナカムイの町はずれに住んでいる。
夫が早くにいなくなってしまったため、女手一つで二人を育て上げてきたが
躰(からだ)が弱く、目を患ってしまっている。(現在は、視力はほとんど機能しないらしい)
しかし、短時間なら問題なく家事などをこなせるため 上手く生活している。
オシュトルが帰宅して来た際には、胡桃の饅頭を作り『よかったら、皆で食べてね』と持たせたり、『足りなかったら、また作るから』と気遣いをしたり・・・
時々、オシュトルが『今日の食事は、某が作ります』と代わって台所に立ってくれると
『貴方の手料理を食べるの、久しぶりだわ』と 嬉しい気持ちを露わにする。
月日が経つと『新人の女官に、特訓をしてあげて欲しい』と頼まれる。
その際、妙に張り切ってしまい倒れてしまうのだが
『小さい頃のネコネと一緒に家事をやった時を思い出しちゃって、嬉しくなってしまったわ』
と、 新人女官に『他に何か、できることはございませんか?』と尋ねられるが
『大丈夫よ。 貴女に教えて上げられることは・・・もう、ないわ』
『それに、貴女も 本来の役目に戻らないとね・・・』 と、何かに気づいているような素振りをみせる。