注意事項
この記事には一部ネタバレが含めれていますのでご注意ください。
概要
魔法陣グルグルという作品はギャグファンタジーというジャンルに分類されるが、同時にニケとククリの恋物語という側面も併せ持っている。
その為、ニケとククリの恋愛描写が所々で見受けられるので所謂公式のカップリングであると言える。
事実、この作品はこの二人の関係が重要な鍵を握っている。
二人の関係
二人共、ジミナ村の出身であるがククリの境遇もありお互いに面識はなく、ニケが魔王討伐の旅に出た際に初めて出会った。
出会って間もない二人であったが、ククリがニケを勇者様と呼び慕っていたこともあり、すぐに打ち解け、多くの冒険を重ねていくうちに強い信頼で結ばれている。
以下はキャラ別に関係を紹介します。
ククリ→ニケ
幼少の頃から魔法使いとして勇者と共に旅をすることに強い憧れを抱いていた。
その為、自称とはいえ勇者であるニケを慕い、彼を勇者様と呼んでいる。
初めのうちから、ニケに対して好意を向けていたが、それは単なる勇者への憧れからくるものであり、恋愛感情とは別物であった。
だが、旅を続けるうちに段々とニケを一人の男の子として惹かれるようになっている。
そして、その想いは話が進むにつれて大きいものになっている。
ニケ→ククリ
旅に出た当初からククリを守るべき存在として見ており、非常に大事に思っている。
ククリがお洒落をした際も見惚れていたり、可愛いと口にしたことがあったりと、所々でククリを意識しているような描写が見受けられる。
また、ククリに対しては非常に甘く優しいので、一度も怒ったことはない。(ククリの天然さに呆れたり、間違っていることには注意することはあるが)
だが、ククリのように態度が露骨ではないので彼女をどのように思っているかが分からない部分がある。
事実、原作やアニメを含めても、ククリに対する好意を直接口にした事は一度も無い。
そんな二人だが
- 本編の所々でイチャつく
- 野宿の際に同じテントで寝る
- すでにキスまで済ませている(ただし頬に)
- プロポーズをしている(本人ではなく分身とはいえ)
- 子育てをしてパパとママになる(赤ん坊になった花の国の王女の面倒を見ただけ)
などと実はかなり凄いことをしている。(これでもまだ一部)
むしろなんで付き合わないんだよと思ってしまうレベルであり、ギップルからくさがられるのも当然といえる。
関連タグ
『魔法陣グルグル』における恋の行方(終盤のネタバレが含む)
長い旅の末にニケへの恋心が最高潮に達したククリはようやく、魔王ギリを封印できる最強の魔法陣『恋するハート』を完成させて、封印に成功する。
そして、魔法陣の中でようやくニケに自分の想い伝えた。
「ギリは… 封印したけど
…ククリは 勇者様が… 勇者様が… す…
好きだから これからも…いっしょにいたいです!」
この言葉に対するニケの返事は
「それは…ダメなんだ…
オレも…ククリを守りために戦ってきたんだ
でももう『勇者様』じゃない
これからは『ニケ』と呼んでくれないと」
そして、ククリは初めて彼の名を口にした。
「ニケ…くん…」
こうして、ククリの想いを受け入れたことで二人は天界アナスタシアへと旅立っていた。
そして、二人の旅はひとまず終点を迎えた。
『魔法陣グルグル2』におけるニケクク
前作から2週間が経過しており、天界での平和すぎる暮らしに飽きたので故郷のジミナ村に帰っている。
すでに地元では「ケッコンもまだ早い」と言われるほどの公認カップルとされている。
だが、その2週間の間に大きな進展はなかったようで、ククリも照れのせいか一度も「ニケ君」とは呼べていない。
さらに「ニケ」と「勇者様」がごちゃ混ぜになり、「乳者様」と呼んでしまう有様。
因みに前述の告白の件はニケは一度も好きと言ってないことから曖昧な返事とみなされている。
よって、半ば保留として扱われている。
その後、新たな魔王が出現したこともあり、再び二人で旅に出ることとなる。
なお、ニケの呼び名はまた勇者に戻ったこともあって、「勇者様」に戻っている。
大きな進展はなかったとはいえ、決して関係が冷めているわけではなく前作同様に仲睦まじい様子だが、前述の告白の返事の件もあってか、友達以上恋人未満な関係が続いている。
余りにもじれったい二人なので前作より二人の関係を見守っていたジュジュが実力行使で無理矢理、ニケからククリへの想いを聞き出そうとしたほどである。ただし、ククリ自身はニケの口から言ってくれるのを待つ姿勢をとることにしている。
以降、『魔法陣グルグル2』及びニケククに関する重大なネタバレ有り
物語の中盤で魔王の策略によりニケが攫われてしまい、ククリは『おともだち召喚』の魔法陣でニケを助け出そうとするが、何回使ってもニケを召喚することは出来なかった。デキルコは既読スルーされていると推測していたが、勿論そうではない。
その理由はココルデ(デキルコの師匠)の口から明かされる。
『おともだち召喚』が出来ない理由とは、ニケがククリを友達とは思っていないから…即ち……
ニケがククリに友達以上の特別な感情を持つという意味であり!!!
つまり、事実上の両想い!!!!
………もう結婚しちゃえよ。
本来なら、喜ぶべき所なのだがそのせいでニケを助け出せないので当のククリは複雑な心境だった。その後もニケが呪われてしまって、返事を聞くどころではない状況が続いているので恋の行方はまだ先延ばしになっている。
頑張れ、ククリ!!
負けるな、ククリ!!