概要
龍者様とは『魔法陣グルグル2』において勇者ニケが魔王の呪いで変身した姿である。
作中では、正式な名称が存在しないため一部のファンからは『龍』+『勇者様』なので『龍者様』と呼ばれている。
経緯
魔王はククリから最も大事なものを奪うべく、一度勇者ニケを攫い、再開をしたタイミングで『運命連結術』によって勇者ニケを魔物に変えようとした。スケベな魔物『ニケベスベス』にしようとした魔王だったがククリの咄嗟の機転により、言い伝えに出てくる『月を食べる龍』に内容が書き換えられた。
それにより、最悪の事態は回避できたのだが、その日の夜にニケの体に異変が起こり、龍へと姿を変えた。それ以降は昼は人間、夜は魔物になるという状態になってしまった。
特徴
魔物とはいえ人間に近い姿をしており、頭に二本の角や尻尾、八重歯のような牙が生え、裸足から爪が伸びる。ニケのトレードマークであるバンダナが消えて、代わりにマントを羽織る。また、そのマントは翼の代わりになり飛ぶことができる。なお、魔王軍がフリルを独占してからはマントにフリルが追加されている。
外見のイメージは龍というよりは吸血鬼に近いかもしれない。
ニケとは異なる人格で人の言葉を話せないようなので無口。
ただし、ある程度は言葉を理解する知性はある模様。
人間のニケとは対照的にクールかつミステリアスな雰囲気を醸し出しており、容姿のカッコよさはククリのみならずジュジュさえも魅了してしまうほどで、レイドまでもが「オレよりかっこよかったような」と言ってしまうほど。(レイドの場合はそれがニケだということは知らない)
最もククリは人間の勇者様が大好きと公言している。
『月を食べる龍』という肩書通り、ククリがグルグルで作った月を食べる。
しかし、食事をする際は何故かゆるキャラのようなおかしな外見に変化する。
また、「目の前にいる相手に無差別でキスをする」という謎の癖があり、最初の被害者はジュジュとなった。その次はよりにもよってキタキタおやじでその次のデキルコは全力で回避したので未遂、最後にククリにもしようとしたが、「誰にでもするならしないで」と強く拒否している。それ以降は誰にも行わなくなった。
この癖はニケの元々のスケベな部分が反映してしまったとジュジュは推測している。
なお、この姿の間は人間の方のニケは意識がない状態なので、戻っても何も覚えていない。
また、ククリたちが口を滑らしてしまったのでニケ本人にこの姿のことを知られてしまったが本人はあまり気にしていない。むしろ、カッコイイじゃんと前向きに捉えている模様。
余談
もしも、ニケが龍者様ではなく魔王の思惑通り『ニケベスベス』になっていたなら、こうなっていたことが予想される。
………本当にこうならなくて良かった。
ククリ、GJ!!!
また、劇場版魔法陣グルグルのOPの歌詞の一つ『満月を食べる龍』とある。
関連タグ
乳者様…作中でのニケの呼び名の一つで、龍者様の由来である。
デビルククリ…接点こそないが、作中で変身をしたもの同士。外見的な特徴が少し似ている。
奴良リクオ…昼(人間)と夜(妖怪)で違う姿と人格を持ってる点が共通。ただし、こちらは人間と妖怪の混血による生まれつきのもの。