奴良リクオ
ぬらりくお
概要
概要
主人公。関東妖怪総元締「奴良組」の若頭。後に三代目総大将(組長)となる。
初代総大将・ぬらりひょんの孫であり、二代目総大将・奴良鯉伴の息子。妖怪と人間の混血(クォーター)で、1日の1/4(基本的に夜間)だけ妖怪に変身することができる。ただしストーリーが進むにつれ1/4という制限は緩くなっている。
妖怪姿のときは性格や口調が変わるが、まったくの別人格というわけではない。屋敷の妖怪たちからは「若」「リクオ様」などと呼ばれている。治癒の力を持っていた祖母からの遺伝の影響で傷の治りが異常に早い。
幼少期のある出来事をきっかけに、一時は自分の中に流れる妖怪の血を拒絶し、奴良組を継ぐことに否定的だったが、牛鬼との戦いを経て三代目を継ぐ決意をする。
薬師一派の鴆とは義兄弟の盃を交わしている。
昼のリクオ
茶髪で眼鏡をかけているが、視力はかなり良い。運動神経抜群で、成績もかなり優秀な模様。剣術も初戦から牛頭丸と互角に渡り合う実力の持ち主。
性格は極めて温厚で、争いごとを好まず、中学では「人様から当てにされ、褒められてこそ立派な人間」であり、そうすることで妖怪とばれないと信じ、頼まれごとは何でも喜んで引き受けるよう振る舞っているが、それ故に周囲から体良くパシリにされていた(本人にその自覚はない)。その気の利いた行いの数々は密かに学校中で有名になっており、生徒達には「文字通り『良い奴』」(苗字が「奴良」であることから)と認識されている。
こうした妖怪への拒絶や、当初人間に戻った時に妖怪の時の記憶がないことから、リクオを三代目にと推すぬらりひょんに対し、幹部たちからは初めて妖怪の血が覚醒した後も襲名を反対されていた。
しかし徐々に妖怪や奴良組のことを知り、牛鬼牛鬼の一件を経て妖怪としての自分を受け入れ、奴良組を守る後継ぎとしての自覚を持つようになる。
ぬらりひょんからは「まだまだ甘い」と言われているが、ぬらりくらりと人の懐に入り込む天性のしたたかさは「ある意味昼の姿の方がぬらりひょんの本質に近い」と評される。
pixivではこの状態を指して「昼若」というタグが用いられている。
夜のリクオ
リクオが覚醒し妖怪となった姿。鋭い目付きと棚引く長髪の、若かりし頃のぬらりひょんとよく似た容姿をした長身の青年。口調が少々荒くなり、性格も覚醒前と比べるとかなり大胆になる。人間時よりも身長と体重が増加しているのは、人間で言うならば16~17歳くらいの年齢になっているため。
リクオが8才の時に初めて覚醒し、その4年後、鴆を助けようとして変化したのを初めとして、感情が高ぶると変化するようになった。四国八十八鬼夜行との決戦以降、夜になると勝手に変身するようになり、現在、夜・闇の中・妖気の強い場所・感情が高ぶるとこの姿となる。当初は意図的には変化出来なかったが、後に闇に乗じればいつでも変化出来るようになった。
人にも妖怪にも畏れを抱かせる、まさに極道の親分と言える頼れる存在。一般人に危害を加える妖怪は勿論、無害な妖怪のことを悪く言いふらし、誇りを汚すような存在はたとえ人間であっても容赦しない。夜のリクオは人間は昼のリクオの領分、妖怪は自分の領分であると割り切っていて、それ故妖怪たちをまとめることに苦戦する昼のリクオを諭すこともある。また、そんなカリスマ性に溢れた彼を昼のリクオは認めているが、羨望の眼差しを向けている。
pixivではこの状態を指して「夜若」というタグが用いられている。
夜のリクオ(攻)
祢々切丸を欠いた際の戦闘力低下を補うべく、夜のリクオが"畏"を攻撃に振った状態。「攻リクオ」とも。斬撃の切れ味が大幅に高まるが、代償としてぬらりひょんとしての能力は使えなくなる。
外見上の特徴としては、ぬらりひょん特有の後頭部が突き出たような髪型ではなくなる他、目の下にタトゥーのような模様が現れる。初変身した当初は、夜のリクオに比べてノリの軽い言動がみられたものの、話が進むにつれ通常の夜のリクオと大差なくなっている。
祢々切丸の修復完了後はこの姿で戦闘を行うことはなくなった。
武器・能力
武器・能力
「 祢々切丸 」
ぬらりひょんから譲り受けた刀。妖怪のみを斬り、斬りつけられた箇所から妖力を抜け出させていく力を持つ刀。実は陰陽師である花開院家13代目当主、花開院秀元の生涯最高の傑作で、元々はリクオの祖母・珱姫の護身刀として作られた物。元々の銘は「鵺切丸」といい、花開院の打倒・鵺の精神と歴史が刻まれている。しかし復活した鵺・安倍晴明に対しては全く通用せず、粉々に砕かれてしまった。その後、恐山で秋房が鍛え直し、花開院千年の想いと主たるリクオの意志が一つとなり、退魔の力を持った刀として復活する。
「 明鏡止水"桜" 」
敵に妖銘酒を浴びせかけ、着火して焼き尽くす術。名前こそ似ているが、後述の明鏡止水との共通点は全くない。玉章によると、本来妖怪が持たない"陽"の性質らしいが詳細は不明である。
「 明鏡止水 」
ぬらりひょんの畏。畏を発動することで相手を威圧し、相手に認識されなくなる技。強敵相手には効果が薄く、見破られてしまうこともある。ぬらりひょんの「真・明鏡止水」を見様見真似で模倣し習得した。
「 鏡花水月 」
ぬらりひょんの畏。認識をずらして発生した幻影で敵を惑わす能力。攻撃を避けたり、隙を突いてカウンター攻撃を行う。見えていても触ると波紋が立って消えてしまう「水面に映った月」の様に、ぬらりくらりとして本質を掴ませない、ぬらりひょんの本質を表しているとも言える技。玉章との決戦終盤で偶発的に発動し、遠野での修行を経て自由にコントロールできるようになる。
「 鬼纏 」
信頼関係を築いた仲間妖怪の畏を借りることで強力な効果を得る「百鬼夜行の業」。詳細は鬼纏を参照。
「 明鏡止水"斬" 」
明鏡止水"桜"の炎を帯びた斬撃。厳密には"斬"は火と斬を組み合わせた独自の漢字で書かれている。
「 フライング妖怪ヤクザキック・無回転ヤクザキック 」
ただの蹴り。奴良家一子相伝らしい。
恋愛関係
恋愛関係
「ぬらりひょんの孫」は公式で3ヒロイン制になっており、リクカナ、リクつら、リクゆらが候補として挙げられる。
つららはリクオの側近であるため、行動を共にする場面が多く、七分三分の盃、相合傘での帰宅、戦闘で助けたり助けられたりと、出番も多くおいしいシーンに恵まれている。周囲の人間にカップル扱いされたり、リクオが寝言でつららの名前を口にすることもある。
カナはリクオが妖怪の力に覚醒するきっかけとなったり、化猫横丁に連れて行って貰ったことがある。百物語編までは妖怪リクオと人間リクオが同一人物とは気付いておらず、妖怪リクオを“あの人”と呼び、惹かれていた。一方で人間リクオのことを意識することも多くなっている。百物語との抗争に巻き込まれ、人間リクオと妖怪リクオが同一人物だと知る。現状はカナの片想いである。
ゆらは3ヒロインの中で恋愛的要素がもっとも薄く、友人・共闘の関係に留まっている。人間サイドでリクオの正体を知る数少ない人物ではある。京都編以降、人間リクオとは東京と京都の現状について電話でよく連絡を取り合っている。キザな妖怪リクオのことはあまり好ましく思っていない。
ニコニコ動画などではヒロイン戦争が勃発していた。
最終巻の描き下ろし漫画には、リクオからつららにキスをしようとしたり(青田坊の乱入により未遂)、奴良組の面々から「姐さん女房」「金の草鞋」とはやし立てられるなどの描写があることから、リクオの恋愛関係はつららで決着したようである。
概要
概要
主人公。関東妖怪総元締「奴良組」の若頭。後に三代目総大将(組長)となる。
初代総大将・ぬらりひょんの孫であり、二代目総大将・奴良鯉伴の息子。妖怪と人間の混血(クォーター)で、1日の1/4(基本的に夜間)だけ妖怪に変身することができる。ただしストーリーが進むにつれ1/4という制限は緩くなっている。
妖怪姿のときは性格や口調が変わるが、まったくの別人格というわけではない。屋敷の妖怪たちからは「若」「リクオ様」などと呼ばれている。治癒の力を持っていた祖母からの遺伝の影響で傷の治りが異常に早い。
幼少期のある出来事をきっかけに、一時は自分の中に流れる妖怪の血を拒絶し、奴良組を継ぐことに否定的だったが、牛鬼との戦いを経て三代目を継ぐ決意をする。
薬師一派の鴆とは義兄弟の盃を交わしている。
昼のリクオ
茶髪で眼鏡をかけているが、視力はかなり良い。運動神経抜群で、成績もかなり優秀な模様。剣術も初戦から牛頭丸と互角に渡り合う実力の持ち主。
性格は極めて温厚で、争いごとを好まず、中学では「人様から当てにされ、褒められてこそ立派な人間」であり、そうすることで妖怪とばれないと信じ、頼まれごとは何でも喜んで引き受けるよう振る舞っているが、それ故に周囲から体良くパシリにされていた(本人にその自覚はない)。その気の利いた行いの数々は密かに学校中で有名になっており、生徒達には「文字通り『良い奴』」(苗字が「奴良」であることから)と認識されている。
こうした妖怪への拒絶や、当初人間に戻った時に妖怪の時の記憶がないことから、リクオを三代目にと推すぬらりひょんに対し、幹部たちからは初めて妖怪の血が覚醒した後も襲名を反対されていた。
しかし徐々に妖怪や奴良組のことを知り、牛鬼牛鬼の一件を経て妖怪としての自分を受け入れ、奴良組を守る後継ぎとしての自覚を持つようになる。
ぬらりひょんからは「まだまだ甘い」と言われているが、ぬらりくらりと人の懐に入り込む天性のしたたかさは「ある意味昼の姿の方がぬらりひょんの本質に近い」と評される。
pixivではこの状態を指して「昼若」というタグが用いられている。
夜のリクオ
リクオが覚醒し妖怪となった姿。鋭い目付きと棚引く長髪の、若かりし頃のぬらりひょんとよく似た容姿をした長身の青年。口調が少々荒くなり、性格も覚醒前と比べるとかなり大胆になる。人間時よりも身長と体重が増加しているのは、人間で言うならば16~17歳くらいの年齢になっているため。
リクオが8才の時に初めて覚醒し、その4年後、鴆を助けようとして変化したのを初めとして、感情が高ぶると変化するようになった。四国八十八鬼夜行との決戦以降、夜になると勝手に変身するようになり、現在、夜・闇の中・妖気の強い場所・感情が高ぶるとこの姿となる。当初は意図的には変化出来なかったが、後に闇に乗じればいつでも変化出来るようになった。
人にも妖怪にも畏れを抱かせる、まさに極道の親分と言える頼れる存在。一般人に危害を加える妖怪は勿論、無害な妖怪のことを悪く言いふらし、誇りを汚すような存在はたとえ人間であっても容赦しない。夜のリクオは人間は昼のリクオの領分、妖怪は自分の領分であると割り切っていて、それ故妖怪たちをまとめることに苦戦する昼のリクオを諭すこともある。また、そんなカリスマ性に溢れた彼を昼のリクオは認めているが、羨望の眼差しを向けている。
pixivではこの状態を指して「夜若」というタグが用いられている。
武器・能力
武器・能力
「 祢々切丸 」
ぬらりひょんから譲り受けた刀。妖怪のみを斬り、斬りつけられた箇所から妖力を抜け出させていく力を持つ刀。実は陰陽師である花開院家13代目当主、花開院秀元の生涯最高の傑作で、元々はリクオの祖母・珱姫の護身刀として作られた物。元々の銘は「鵺切丸」といい、花開院の打倒・鵺の精神と歴史が刻まれている。しかし復活した鵺・安倍晴明に対しては全く通用せず、粉々に砕かれてしまった。その後、恐山で秋房が鍛え直し、花開院千年の想いと主たるリクオの意志が一つとなり、退魔の力を持った刀として復活する。
「 明鏡止水"桜" 」
敵に妖銘酒を浴びせかけ、着火して焼き尽くす術。名前こそ似ているが、後述の明鏡止水との共通点は全くない。玉章によると、本来妖怪が持たない"陽"の性質らしいが詳細は不明である。
「 明鏡止水 」
ぬらりひょんの畏。畏を発動することで相手を威圧し、相手に認識されなくなる技。強敵相手には効果が薄く、見破られてしまうこともある。ぬらりひょんの「真・明鏡止水」を見様見真似で模倣し習得した。
「 鏡花水月 」
ぬらりひょんの畏。認識をずらして発生した幻影で敵を惑わす能力。攻撃を避けたり、隙を突いてカウンター攻撃を行う。見えていても触ると波紋が立って消えてしまう「水面に映った月」の様に、ぬらりくらりとして本質を掴ませない、ぬらりひょんの本質を表しているとも言える技。玉章との決戦終盤で偶発的に発動し、遠野での修行を経て自由にコントロールできるようになる。
「 鬼纏 」
信頼関係を築いた仲間妖怪の畏を借りることで強力な効果を得る「百鬼夜行の業」。詳細は鬼纏を参照。
「 明鏡止水"斬" 」
明鏡止水"桜"の炎を帯びた斬撃。厳密には"斬"は火と斬を組み合わせた独自の漢字で書かれている。
「 フライング妖怪ヤクザキック・無回転ヤクザキック 」
ただの蹴り。奴良家一子相伝らしい。
恋愛関係
恋愛関係
「ぬらりひょんの孫」は公式で3ヒロイン制になっており、リクカナ、リクつら、リクゆらが候補として挙げられる。
つららはリクオの側近であるため、行動を共にする場面が多く、七分三分の盃、相合傘での帰宅、戦闘で助けたり助けられたりと、出番も多くおいしいシーンに恵まれている。周囲の人間にカップル扱いされたり、リクオが寝言でつららの名前を口にすることもある。
カナはリクオが妖怪の力に覚醒するきっかけとなったり、化猫横丁に連れて行って貰ったことがある。百物語編までは妖怪リクオと人間リクオが同一人物とは気付いておらず、妖怪リクオを“あの人”と呼び、惹かれていた。一方で人間リクオのことを意識することも多くなっている。百物語との抗争に巻き込まれ、人間リクオと妖怪リクオが同一人物だと知る。現状はカナの片想いである。
ゆらは3ヒロインの中で恋愛的要素がもっとも薄く、友人・共闘の関係に留まっている。人間サイドでリクオの正体を知る数少ない人物ではある。京都編以降、人間リクオとは東京と京都の現状について電話でよく連絡を取り合っている。キザな妖怪リクオのことはあまり好ましく思っていない。
ニコニコ動画などではヒロイン戦争が勃発していた。
最終巻の描き下ろし漫画には、リクオからつららにキスをしようとしたり(青田坊の乱入により未遂)、奴良組の面々から「姐さん女房」「金の草鞋」とはやし立てられるなどの描写があることから、リクオの恋愛関係はつららで決着したようである。
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