珱姫とは、ぬらりひょんの孫に登場する人物である。
プロフィール
人名 | 珱姫 |
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誕生日 | 3月10日 |
身長 | 151cm |
体重 | 42kg |
声優 | 桑島法子 |
概要
京のとある公家屋敷の娘で、ぬらりひょんの妻(リクオの祖母)。京都一と謳われた程の絶世の美女で、あらゆる難病も瞬く間に治す不思議な力を持っていた。この力は父親(リクオの曽祖父)の金儲けの手段として悪用されていたため、彼女は貧しい人々の病を治せないことを悲しんでいた。
また自分を狙って斬られた妖も哀れみ、手を合わせるほど慈悲深く優しい心の持ち主でもある。桜が満開の日に生まれ、そのため桜をこよなく愛し、着物にも桜が彩られている。納豆小僧らに教えられた投扇興は、初心者ながら高得点「夢浮橋」を出す程の腕前。ぬらりひょんの事は「妖様」と呼んでいた。
その美貌と力により生き肝信仰の妖達から命を狙われ、花開院の陰陽師により厳重に守られていたものの、自由な外出も儘ならない窮屈な生活を余儀なくされていた。噂を聞きつけた当時のぬらりひょんに見初められ、自分の嫁にならないかと口説かれる。しかし当の珱姫は生き肝目当てとぬらりひょんを疑い、そうでないにしろ分け隔てなく人々を治してきた訳ではない自分への恥や、家を出られない身の上故に、彼の求婚を拒んでいた。
それでもぬらりひょんはめげず、畏を生かして彼女を連れ出し、暫しの自由を珱姫に与えると情熱的な言葉で珱姫に迫る。珱姫はそれに戸惑いながらも、少しずつ彼に絆されていく。
しかしその後彼女を狙った羽衣狐により、父親を殺された挙句、"秀頼の側室"として大坂城へ攫われてしまう。自分と同じく不思議な霊験や能力を持つ姫君たちと淀殿(当時の羽衣狐)の前に召し出され自身も肝を食われそうになるが、ぬらりひょんの乱入で命を救われ、自分の為に命をかけて戦ったぬらりひょんに恋をし、彼と共に江戸へ渡ると目出度く祝言をあげた。この時既に極道の妻としての器量を身に付けていた。
その後息子・鯉伴(リクオの父)を生み、生涯ぬらりひょんを慕い尊敬した模様。小説版では不正が原因で父共々困窮する友人を助けるために出入りをすると言い出す息子を「理由があるなら」と後押ししていた。
現在は故人であり、ぬらりひょんの部屋には彼女を祀った、桜装飾の仏壇が安置されている。そして現在リクオが所持する袮々切丸は、彼女の護身刀が元になった物である。