妬良
とら
西尾維新の小説「十二大戦」の登場人物。
CV:五十嵐裕美
概要
肩書は「寅」の戦士 『酔った勢いで殺す』妬良。
本名は 姶良 香奈江(あいら かなえ)。誕生日は1月1日。身長154センチ、体重42キロ。
トラ耳が付いたカチューシャにトラ柄のブラジャーとパンツをしており、革ジャンを着ている。休日に友達とショッピングに行くが、酒が好きなようで最後は飲み会になって酔うことが多い。
大戦にかける願いは「正しさが欲しい」。
武道に励む真っ直ぐな性格だったが、戦場で見た光景をはじめとした世界の矛盾や歪みを受け入れることができず自ら折れ曲がってしまった過去を持っていたが、ある戦場で出会った失井の行動理念に自分の考えを改め、心の師として仰いでいた。今回参加したのも、彼に会うためである。しかし彼が彼女のことをあまり覚えていなかったので(といっても戦場で会ったことは覚えていたがその時の彼女をただの一般人だと思っていたため。)彼女は大戦中やや複雑な感情を抱いていた。
大戦中はかなり酔っていたことが多く、他の戦士から十二大戦参加者の中ではランキング最下位だと思われていたが、彼女は威圧感を消し自分自身を弱く見せることに長けており、実際の実力は強い方である。鋭い爪が武器で、酔った動きを模した拳法である酔拳の使い手を自称している。爪のオシャレはしているが戦場に行くときはネイルを落としているほうである。
最期
失井との共闘で憂城を倒し、その後一騎打ちに差し掛かったところで、事前に自殺して動く死体になった憂城の奇襲から失井をかばい致命傷を受ける。意識がなくなる前に自分を殺してくれと頼み(自分が憂城ではなく心の師である失井に殺されたことにしたいため)失井の手で殺されたことにされ息を引き取る。